こんばんは、wataizuです。
最近友達に勧められてアダルトゲームの曲を聴き始めたのですが良い曲ばかりでびっくりしました。声優だよなという声の曲もあるのですがなかには「あれ?この曲恋愛映画の曲?」と勘違いしてしまう曲もあるのでかなり聴き応えありました。
ちなみに僕はアダルトゲーム「ヒマワリと恋の記憶」のエンディング曲「First Love」が好きですね。是非一度ゲームをプレイしてみたいですね!
今日レビューするのは映画です。
タイトルを『search/サーチ』。
行方不明になった女子高生、マーゴット。家出なのか行方不明なのかわからないまま37時間が経過する。娘の無事を信じる父、デビッドは彼女のパソコンにログインしSNSにアクセスする。だがそこには自分の知らない娘の姿があって………
本作品の最大の特徴はシーンのその全てがPC上で紡がれているところです。その斬新なアイデアとストーリー展開で話題を博した作品になります。
実はこれその通りで、後半になるとデビッドが実際に外出するのですがそれもニュースや動画という体(てい)で映されているんですよ。そういった点でこの映画はかなり実験的な作品です。
間違いなく人にオススメできるほど面白かったです。
まずはストーリー。
全てPC上で紡がれているのですが見ているこちらもいつの間にか推理しているんですよ。出てきた情報を前に「あれ?つまりこれってこういうことだよな…」と考えたりしていた自分に驚きました。
サスペンスは基本そうなのですが情報が遠回しに意味を伝えてくるので数多あるサスペンス映画よりも没入感は凄いと思います。
そして展開のどんでん返し。鳥肌が立ちました。
一件落着かと思ったら、思わぬところで、思わぬかたちでまた新たな疑惑が浮上してくるんですよ。ラスト30分、真相へ向かっていくその展開に脱帽しました。そこもまた、評価ポイントですね。
あとは登場人物の演技。
実は本作品は捜査線上に浮上してくる人間はかなりいるのですが登場人物はさほど多くありません。それにもともとPC画面上なので父親であるデビッドがメインなんですよ。
そのデビッド役の俳優、ジョン・チョーの演技が凄かったです。
なかなか本作品はPC画面上というのもあって演技しずらかったと思います。時折PCのカメラにデビッドが映るシーンがあるのですが多くの場合は上半身のみ映されるんですよ。その為顔の演技が求められるのですがその演技が見ているこちらに緊迫感を持たせるんです。娘を失うことへの「不安」や娘の身に何が起こっているかわからない「恐怖」を顔や手振りで表現できたところがとても良かったです。
しかし時間経過の描写をもっとわかりやすくしてほしかったですね。一分一秒を大事にするようなサスペンスとしては物足りないなと感じました。なので事件から何日何時間何分経過したのかをもうちょっとこまめに描いてもよかったですね。
ですがかなり面白かったです。サスペンス映画はかなり見てきたのですがなかでもこれがサスペンス映画の中で一番推せるんじゃないかと思いました。
SNS上で明らかになる娘の姿とは──
数多くの情報の末たどり着く真実とは──
気になった方は是非、調べてみるとよいかもしれませんね!