こんばんは、wataizuです。
ワクチン2回目若い方は注意してください!日曜日のブログ書いている時点では全然症状でなかったのですが寝る間際、急に寒気と怠さが出てきまして。
38.6ぐらい出てました、翌日。
休んで映画見ようと思っても見れない。ひたすら辛かったです。
まぁ僕に言われなくてもわかっているとは思いますが副反応来なくて「ざっこ!」とかメスガキみたいなことを言っていると高熱にわからせられるので心しておいた方が良いです!
ちなみに今はもう大丈夫です!
今日は映画をレビューしたいと思います。
皆さんも知っている"あの"映画です。
凄腕ハッカー・ネオの前に、モーフィアスと名乗る男が出現。彼は「この世はコンピューターが作り出した仮想空間だ」と告げ、ネオを世界の救世主として迎え入れようとしていた。コンピューターに支配された現実を直視したネオは、彼らと闘うことを決意するが…。
(U-NEXTより抜粋)
はい、察した方がいると思いますが今日紹介する映画は『マトリックス』です。
この順番にレビューしていきたいと思います。
作品紹介
本作品はアメリカで製作された映画です。製作年は1999年。
シリーズにもなっておりこの他に続編として2作あります。
そして12月に待望の4作目が出ることでも知られていますね↓
そんな本作品の監督はラナー・ウォシャウスキーとリリー・ウォシャウスキー。(この二人に関しての話は余談にあります)
マトリックスシリーズの他にも『ジュピター』などを手掛けている監督姉妹です。
そして主演はキアヌ・リーヴス。(ちなみにリー"ブ"スでも良い)
有名な俳優ですよね。この他にも『ジョン・ウィック』シリーズや『47Ronin』など数多くの作品で主演を飾っている俳優ですね。↓
こんな髭が揉み上げに侵食しているような風貌をしている昨今の彼ですが若い頃は違うんですよ。若い頃のキアヌはこちら!↓
あらイケメン!
絶対髭生やさないほうが良いと思うんだけどな…
この他にも海外ドラマ『ハンニバル』シリーズのジャックで知られるローレンス・フィッシュバーンも出ています。
そんな本作品最大の魅力はその映像技術。
映像革命によってCG技術が弾道やクリーチャーなどの演出で多用されているのが本作品の見所になります。
そんなCG技術を駆使した本作品といえばこのシーンでしょうか。
体勢凄いですよね笑
これ多分直方体の台座とかにのってやっているんでしょうね。小六の時に真似してた記憶があります笑
それではレビューに移りましょう!
レビュー
内容
目的が薄い
うーーーーーーん…あんまり人類を救う理由が見いだせませんね。
マトリックスとは仮想世界のことで、ロボットによって作られた世界です。
そこに人類は「生かされている」形で暮らしているのですが大半の人間はそこで一生を暮らすんですよ、何事もなく。
じゃあ仮想世界じゃなくて現実世界はどうなっているのかというとロボットに支配され人類が対ロボット戦争の為に行使した核兵器によって暗黒に包まれている状態なんですよ。
中盤あたりにそれをキャラクターの口から説明するパートがあるのですがそれを聞いて気づいてしまったんですよ。
「マトリックスで一生を終えた方が良いのではないか」と。
目覚めても待っているのはディストピア。何か人類が唯一暮らしている都市、ザイオンがあるのですがこれでロボットに勝利したとしても環境が汚染されているからどうにもできない。
正直レジスタンスをやる意味が見いだせませんでしたね。
じゃあ何故このような理論に陥ってしまうとやはり説明不足が原因なんでしょうね。
理解しようとしましたが説明が複雑な世界観を噛み砕きすぎて情報量が最小限になってしまった。
噛み砕きすぎず、説明的になりすぎず。
そんな解説が欲しかったです。
生々しく不気味なVR世界
マトリックスの個人的イチオシポイント実はここだと思っていて。
「現実世界とは全く違う」じゃなくて「現実世界とどこか違う」というのが良いんですよ。
仮想世界お決まりのカーソルとか数値ダメージみたいなものなどなく、現実世界の人間と全く同じクオリティの人間が街を歩くその世界観が生々しかったです。
時代が1999年というのもあってなかなかのびのびとCG技術を使えなかったからこのような感じで仮想世界を表現してたと思うのですがそれが良かったです。
そして不気味!
今回の敵はエージェント・スミス。抵抗活動をしているモーフィアス達を抹殺しようとする超人なのですが誰の体にも侵食して変わることができるんですよね。
その設定が不気味さを引き立たせていてこの世界が普通の世界じゃないことを思わせるので面白かったです。
終盤が謎
物語のピーク。エージェント・スミスとの追走劇で主人公ネオは銃撃に遭い、命を落とします。
マトリックス哲学では心と肉体は一つ。
故に仮想世界で死ねば現実世界でも死にます。(主題歌LiSAかな?笑)
よってネオさん現実世界でも息を引き取るのですがヒロインであるトリニティがキスしたら何か蘇ったんですよね…そしてエージェント・スミスを圧倒的な強さで倒してしまうという………
はっきり言ってついていけない。
SF映画…なんだよね??
SFとファンタジーって違うんですよね。
全然難しくない違いです。
「置かれていることが理論的かそうでないか」なんですよね。
ファンタジーは置かれていることに「魔法」とか「呪い」とか「奇跡」とかで説明できちゃうんですよ。だってファンタジーだもん。
あらかじめファンタジーだってわかってるから。
でもSF映画で奇跡とかは…どうなんでしょうね。
置かれていることに理論的にならないといけないと思うんですよ。だって未来の話だから。数値とかデータとかがベースの話だから。
「何故そうなったのか」「こういうことがあって、それがこの結果を招いた」みたいに論理的にならないといけないんですよ。
多分この終盤のキスのからくりに関してはこう理由付けするんでしょうね。
「救世主だから」と。
救世主なら現実世界のロボット一掃できるでしょうよ。
救世主ならそもそも一瞬で仮想世界に囚われた人間を現実世界に呼び戻せるでしょうよ。
要するにそこで超常的になってはいけないんですよ。
なので急に冷めました。
「サイバーパンク版眠れる森の美女かよ」というのが感想です。
キャラクター性
トリニティの恋愛感情がわからない。
まぁここですよね…いつの間にか恋しちゃってるんですよねートリニティさん。
トリニティは本作品のヒロインです。
ネオと関わるなかでネオに恋していくらしいんですけど恋するくらい会っているのかといわれると実はそうでもないんですよ。
二人で建物に乗り込むシーンがあるのですがあくまで相棒としての関係性が出るだけでそこには恋愛的なシーンなんて一切ないんですよ。
『スター・ウォーズ5/帝国の逆襲』という映画があるのですが
ハン・ソロとレイア姫という二人の人物がいつも口喧嘩する仲なのですがこの映画で初めてキスをするんですよ。そしてこの次の『ジェダイの帰還』で結ばれるんです。
外国人は日本人とは違い、恋にプロセスがあまりないのでハリウッド映画ではよく視線が数秒ぐらいあったらキスシーンなんてことがあるのですが、トリニティの恋愛感情がわかるようにせめてこういうキスシーンを出して欲しかったです。
欲をいえば手が触れた…とかベタでもいいので前置きが欲しいところではありますが!せめてこういうキスシーンを中盤で踏んでから、終盤でもう一度キスシーンをした方が恋愛感情がわかりやすく読み取れるかなと思います。
衣装がカッコいい
これはどちらかというと演出寄りかなと思う感想なのですが黒いコートいいですね………
特にモーフィアス!
かっちょええ………スキンヘッドとコートとサングラスってここまでマッチするとは!
もちろんネオとかもカッコいいのですが『マトリックス』の代名詞ともいえる黒の革コート&サングラスがここまでカッコいいとは思いませんでしたわ。
着てみてぇ………
演出
淡々としている格闘アクション
本作品の格闘アクションはカンフーを用いています。なので必然的に中国のアクション映画に近いアクションになるのですが迫力があまりなかったです。
なので若干のつまらなさを感じました。
音響ですかね…拳を打つときのサウンドが打撃速度と合ってないような気がしました。
奥ゆかしさみたいなのが欠けているんでしょうか。
キアヌ・リーヴスの拳いうほど風斬ってないないですからね?!「ヒュッ!!!」という音が似合うほど速くないですからね?!
イップマンシリーズの方が断然良かったですね。まぁガチガチのアクション映画とSF映画を比べちゃいけないのはわかっているのですが音に力強さとか濁りが欲しかったです。
速さ重視で淡々とアクションしているのが残念でした。
エフェクトが世界観とマッチしている
総合的ではなく単一のレビューなのですが、ヘリコプターがビルに衝突するシーン。
当然、マトリックスは仮想世界。現実世界とは物理法則が異なっているため衝突の仕方も奇妙です。
グニャリとなるんですよ。波紋のようにビルに衝撃が広がって、その後ドカーン!と爆発が起こるんですよね。
そこがとても良かったです。
ただの世界ではないということが再認識できる演出として的確だなと思いました。
総評
世界観とかは面白かったのですが内容に抜けがあるように思えました。ですがレザレクションズが気になるので残り2作見ていきたいと思います。
気になった方は是非、調べてみると良いかもしれませんね!
余談
左が妹、リリー・ウォシャウスキー。右が姉、ラナ・ウォシャウスキーです。
正直なところ、姉妹に見えないですよね。姉弟(きょうだい)という感じに見えますよね。
実はこの2人、もともと兄弟だったんですよ。↓
ですが2012年、ラナ・ウォシャウスキーが性別転換手術をして女性へと性別を変えたことで一時は「ウォシャウスキー姉弟」となっていました。
しかし2016年、弟のリリー・ウォシャウスキーがトランスジェンダーであることを公表し性別を変更。
よってウォシャウスキー姉妹へと変わりました。
凄いですよね!
兄弟が姉妹に移るケースを今まで見たことがないので神秘的に感じますわ。
最新作『レザリクションズ』ではコンビを解消し、ラナ・ウォシャウスキーが監督を務めるとか。
どうなるんでしょうね。
1999年とは違い、CG技術は段違いに成長しています。
なかでもハリウッドのCG技術はすさまじく、映画『モンスターハンター』のモンスターはCGでありながらも現実にいるかのように周りの風景とマッチしている。
でも僕はやはりマトリックス本来のCG技術を忘れないでほしいなと思いますけどね。
今マトリックスを見た上で予告編見るとちゃんと気味悪さ・独自性のあるCGが描かれているなと思います。
特にエージェント・スミスの変身シーンとか。
でもまだ1作目しか見てないので2、3作目も見ていきたいと思います!
Amazon primeビデオにもありますので是非↓
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僕のブログ、他のブログと比較すると主張控えめだな…
— わたいず (@wataizu_main) 2021年9月15日
なので今日のレビューでは自分の思っている理論とか意見を過去の映画などを引用して長々と書いています。
というかブログって本来こうあるべきなんやろね。ただ淡々と書いていたわ。
今日レビューするのは最近予告編出たあの映画の1作目!