【ドラマ】『ボイス』白塗り野郎は誰が似合っていたか。

皆さん「サイコパス」が似合う俳優さんって誰がいるでしょうか。

 

どうも、wataizuです。

サイコパス。感情の一部が欠如している反社会的な人間のことを指すのですが近年、多くのドラマで出てきています。

例えば今年やったドラマ『天国と地獄~サイコな二人』


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警察官と連続殺人鬼の心が入れ替わるという話なのですがこの連続殺人鬼はまごうことなきサイコパス。死体にパチンコ玉を詰め込んでいる様子とかから常軌を逸していることが窺えます。

映画でいうと『悪の経典』


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生徒からもリスペクトされる教師が出席名簿をチェックしていくが如く自身の受け持つクラスの生徒を片っ端から殺す話。

予告編でもわかる通り生徒を銃殺して歓喜の表情を浮かべているところからも彼が異常な人間であることがわかります。

 

近年、ドラマや映画で姿を現すようになりみんなから認知されるようになったサイコパス

そのなかにはきっとこのドラマも含まれると思います。

 

ボイス 110緊急指令室 


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神奈川県警の警察官・樋口彰吾は、妻を失って以来落ちぶれた生活を送っていた。そんな中、妻が死んだ事件に関与していたボイスプロファイラーの橘ひかりが立ち上げた新部署「ECU(Emergency Call Unit)」へと招集される。当初は反発する樋口だったが、ECUの意義、そして橘もまた未だに事件を引きずっていることを知り、共に協力して事件捜査にあたるようになる。

引用元:ボイス 110緊急指令室 - Wikipedia

 

主演は唐沢寿明、キャストには真木よう子やNEWSの増田貴久etc………

 

で、今日紹介するのはすみません、2期です。

 

でも今回のブログ、「ボイス知らないんだよ!ゴルァ!」っていう人でも読めると思います。

なぜなら、

 

ボイス二期はそこまで一期と繋がっていないから。

 

と、いうか繋げられないんですよね………

だって一期で回想シーンとしてぶちこみたいところに大麻スーハースーハーしちゃって捕まった俳優さんいたからなんですよね。

まぁ、伊勢谷友介なんですけどね。


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ホントなんで捕まるんだよお前………。大麻なんてものすぐにバレて文春砲の大砲になっちゃうのがオチなんだって!

 

と、悔やむくらい役がハマってたんですよね。

伊勢谷友介演じる本郷雫は本郷ホールディングスの代表。いってしまえば社長です。

でもそれは世を忍ぶ仮の姿。

本来の姿は顎を鳴らしながら人を殺すことに快楽を見出だしている通称「カチカチ野郎」。

は?ネーミングセンス0だって?公式に言ってくれ。

 

それはともかくこんな小学生が1話見ただけであだ名考えろといわれて出てくるぐらい陳腐なあだ名の彼ですがまーーーーーーー怖い!

 

やっぱ気迫よね。ぞくぞくするんですよ。視線、目付き。その全てがもう人間やめてるんだなと思わせるにふさわしいくらいイカれている。

今思えば大麻が頭のなか循環しているのかな~なんて思ったりもするけど笑

そして蠱惑的。人物設定はドラマ『ハンニバル』と似たところがあるのですが表と裏の顔を分けているからこそ滲み出る色気があるんですよ。だから恐ろしいことはやっていつつもどこか魅入られるところがある。

これがマジで怖い。最終回見終わったとき、『子宮に沈める』と同じくらいのしんどさを感じました。

 

んで、好評だったのか二期がきたというわけでございますが今回の敵はちょっと違う。

 

通称白塗り男。


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あだ名のネーミングセンスに関しては最早ご愛嬌。

樋口や樋口の周りの人物を執拗に追い詰める人物。人を殺すのに何の躊躇いもなく、焼き印を右胸に押し当てて殺す。そして死体を前にして踊るという奇怪な行動をするサイコパス

 

んーーーーーーーー

 

何かチープに感じませんか?この設定。

僕は感じましたね!

 

とりあえずイカれたことしていればサイコパスに見えるだろという意図が見え見えなんですよね………

 

こちらからすれば何で踊るの?というのが感想です。

話全体見ても動機が不明瞭。まぁサイコパスだから!と思う方もいるかもしれない。

 

でも伊勢谷友介は違かった。

とにかく無駄がない感じ。一人一人殺した凶器をショーケースに展示するその奇行はギリ理解ができる。

まぁ凶器見て「あの時ああだったな…」と思い出に浸りたいでしょうかね。

 

でも踊るは少しわからないな………

白塗りさん踊り子の家の出らしくて警察のトップの人間に強姦されたことで生まれた子供だったのだが強姦で生まれた子供など後継者に相応しくないという理由でなれなかった。悲嘆した母は「あんたの顔を見るだけで自分を犯した人間の顔が浮かぶ」ということで顔を白に塗りたくられた。(これが白塗りの所以)

 

でも白塗りの踊りって芸者みたいな淑やかな踊りじゃなくて結構腕を広げた激しいダンスなんですよね………

例えるなら瑛人の「香水」の脇のダンサーですかね。


www.youtube.com

 

「踊りの家の出」という肩書きは何のためにあるのかな?と思うくらい関連性がない。

だとすると狂人ぶりを引き出す為の要素なんだなと思うのですが古典的過ぎる。

 

最近のサイコパスってこういうあからさまな行為せず純粋に殺しを楽しむキャラクターが多いので何か設定が浮いているなと思いました。

 

で、本題はここから。

 

白塗りは顔面が白く塗られている為キャストも不明だったのですが正体に近付くと同時に顔を出すようになるんですよ。

で、そのキャストがね。

 

お前犯罪者のキャラやんないだろ!というような俳優さんなんですよね………


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日本で一番色気溢れる天パー俳優!安藤政信

 

「違う、そうじゃない」過ぎる。

 

『太陽は動かない─THE ECLIPSE─』というドラマがあるんですよ。

 

youtu.be

 

制限時間内に任務を完了させなければ体内に埋められた爆弾が起爆する諜報員達が国家レベルの陰謀を阻止するという作品なのですが安藤政信の立ち位置は敵ではありつつも主人公(藤原竜也)の師匠なんですよね。

 

そりゃもうハマり役で。味方になったときの頼もしさといったらストーリーだけでは補えないくらいあるんですよ。

それって多分「安藤政信だから」なんだと思うんです。

 

彼の出演作とか見ると彼がどういう役柄が似合うのかがわかってきます。

 

安藤政信は頼れる兄貴役が似合う。

 

山下智久主演ドラマ『コードブルー』でも山下智久のライバル役で出るなど、少なくとも志を同じくするような、主人公と同じ側に立つ役が似合うんですよねー

 

だからこそ今回のエネミーとしては相応しくなかった!!!!

 

それにね………髪型、あれもアウト。

 

白塗り野郎、久遠京介は警視庁の鑑識にいるので鑑識結果の書類を真木よう子に見せるシーンとか実際に本人が話すシーンとかがあるのですが製作陣は白塗りを空間に溶け込ませたかったんでしょうね。

顔を上手く見えないようにして発する台詞も一言二言で出させているんですよ。

 

でもね………あれはわかりやすい。

 

近年の安藤政信って天パーなんですよ。それこそ先ほど挙げた作品名全部髪型天パーなんですよ。

だから若い人でドラマを見ている人間からしてみると「安藤政信=天パー」なんですよね。

ここまでの方程式が出来ているくらいだから髪型映しただけでピンと来ちゃう。

 

そこが残念でした。

せめて安藤政信を出すなら警察何かに潜り込まずに伊勢谷友介みたいにリッチな人間という設定でいてほしかったです。

犯人考察、かなり味気なかったです。

 

結論:安藤政信は配役ミス!

 

演技とかよかったんですよ?!流石数多くの作品出ているだけある。

でもその演技ってサイコパス向きじゃないんですよね………

多角的なところから見て、安藤政信は間違いでしたね。

 

強いていえば顔面解禁して、白塗りになっていた人物のテロップが解けたときのインパクトは半端なかったです。

 

じゃあ誰なら良いのか???

 

警察に潜伏させる………という設定なら確実に無名の俳優さんでしょうね。

犯人俳優考察を無に帰させるような結末ですけど逆にそれなら顔面解禁して配役のなかから考察させられるし良いのかなと思います。

少し面白味はなくなるけど。

 

そうではないのなら…うーーーん。

金子ノブアキとかですかね!


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『CRISIS 公安機動捜査班』や『クローズⅡ』などで悪役を務めた俳優さんなのですがああいううちに秘めた憎悪を持つ久遠のようなキャラクター結構似合うと思います。

それでいて漂う色気。エモーショナルな喋り方をするんですよね…

僕が監督として選ぶなら彼ですかね。

 

まぁあと市川海老蔵とか出たのですが伊勢谷友介とキャラ被るので却下ですね。伊勢と海老…海鮮コンビ(笑)

 

とりあえず今回はレビューもせずただただ意見と改善策を述べた生意気な記事になりました。

でもこれを機に『ボイス 110緊急指令室』を見てみるとよいかもしれませんね!