【映画】ワンダーウーマン

TSUTAYAワンダーウーマンを借りてみたからそのレビューをしようと思う。

 

 

あらすじ

2017年ー最強の美女戦士が来る!!ワンダーウーマン。それは、バットマンが[地球上で最強]と認めた、アメコミ界ぶっちぎりの美女戦士。プリンセスにして、地球最高レベルの強さと美しさを兼ね備えたスーパーヒ―ロー。しかし、外の世界を一切知らず、男性を見たことすらない。そんな彼女は、初めての世界で何を見て、何のために戦うのか?新次元のスーパーヒ―ローが世界を席巻する!

(Amazonより抜粋)

 

レビュー

最高に面白かった。超人ヒーローだからこその視点で人間の善悪を描けている、素晴らしい映画であった。

 

ワンダーウーマンはDCのヒーローである。神様が生み出した女性民族、アマゾンの王女である。で、『ジャスティス・リーグ』のメンバーでもある。

DCユニバースの終着点なのが『ジャスティス・リーグ』だと思うのだがまだそこまで見ていない。『マンオブスティール』と『スーパーマンvsバットマン/ジャスティスの誕生』と『スーサイドスクワット』ぐらいしか見ていない。

順番意識していなかったがどうやら順番通り見ていたらしく、なら順番通り見てやろう!ということで『ワンダーウーマン』を見てみた。

 

アマゾン族出身でおそらく不老なのかな。神によって作られた泥人形の種族らしくて、隔絶された島で卓越した戦闘術や数百の言語を学んでいるらしい。

アマゾン族の目的はもともと善良な種族であった人間に嫉妬のような負の感情をいれたアレスの打倒なのかな?

で、このワンダーウーマンさんはその話を母親からきかされてアレス打倒を誰よりも強く抱いていた。

ここら辺はピュアなんだよね。ワンダーウーマンの弱点だと僕は見ている。

 

アマゾン族の島に人間の男、スティーヴが流れ着いたことで人間たちが戦争をしていることを知り、アレスを倒すために島を出るんだけど戦争に加わるとやがて知っていくのだ。

 

アレスを殺しても戦争は終わらない。ということに。

 

ドイツ軍の大佐が戦争の元凶だとみたワンダーウーマンは彼をアレスだと断定し、撃破する。

だが戦争は終わらず、ドイツ軍は毒ガス兵器を搬入している。

今まで信じていたことが嘘だとわかり、絶望するワンダーウーマン。そんな彼女に向かい合うスティーヴがめっちゃ好きでさ。

 

皆が善人ではない。アレスは関係ない。

それが人間なんだ。

だが大事なのは信念だ。

僕が戦争を理解してない?

僕だって悪者のせいにしたい。

でもそうじゃない。

皆の責任だ。

僕にも責任がある。

お願いだ。

この戦争を終わらせたいなら、来てくれ。

 

ここのスティーヴの台詞、泣きそうになった。

「問題は誰を信じるか」なんだよね。

救うに値しない人間も勿論存在する。

最近バイト始めたのだが、食べ残したくさんするお客は救うに値しない人間だと思っているのだが……でもね?

全員が全員そうじゃない。

なかにはちゃんと綺麗に平らげて会計する人もいる。

世界を救うヒーローって「人を信じる」べきなんだよね。

人の善性をいかに信じれるか。

ヒーロー映画でこういうところに着目してる作品はあまりみないから凄く感動した。

『マンオブスティール』もそうだけどDC映画はメンタリティ大事に描いているよね。

能力は副次的な要素としてみてる感じ、凄くいい。

MCUは能力とか、モチーフを大切にしてるよね。だからDCよりも豊富に作品があり、尚且つ愛されていると思うのだが、ヒーローって本来こうあるべきだよね!というのがDCなんだよね。

だからこそのシリアスの雰囲気になるのだが僕はこのDCのスタンスが凄く好き。

 

なんならヒーロー映画のなかでいちばん感動したまである。

でも話自体は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーズ』と酷似しているなと思った。

戦時中に超人的能力もった主人公が各部門のエキスパートを引き連れて部隊を作り戦争を渡り歩く…みたいな。

でもそのなかで能力やらそういうのに囚われず、しっかり成長要素を組み込んでいたからそこの区別がされていてよかった。

 

あと純真無垢なヒーロー、ワンダーウーマンが「信じること」を弱点から強みにする展開が本当に美しくてさ。

僕正直アレスいらないと思ったもん。

まぁスーパーヒーローなのでスーパーヴィランが必要なのは道理だから仕方ないのだが、もうこの成長要素が描けている時点でヴィランいらねぇなぁ!と思った。

でもアレスのビジュアルは見事だったし戦闘も素晴らしかった。

 

総評

キャラクター性、ストーリー性共に際立っていて最高の作品であった。

久しぶりだな……悪いところなしの作品は。

どんな作品にもよかったところと悪いところがあると思っていて。だから僕は面白かった作品にもちゃんと不快な部分は極力文字に起こすようにしている。

だが本作品はそれが見当たらなかった。

とりあえずこれほど美しいヒーロー映画はあるのだろうか。と言いたい。

何なら円盤買おうかなとも思ってる。

ワンダーウーマン1984面白いのかな……スティーヴとかイケメン失った今、彼に変わる人物が来るのだろうか。

それを期待しつつ、次の作品をみようと思う。

次は……『アクアマン』?