wataizuのブログ

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【映画】『ヴェノム』新作公開予定ということで見てみた。

こんばんは、wataizuです!

一昨日ですかね。人生初のいなごの佃煮に挑戦してみました。

父の会社の同僚から父がお裾分けしてもらったとか。

妹は頑として食べないスタンスをとっていたのですが僕は虫とか平気なのでいなごの顔面を前にすることなく食べました。

想像以上に美味しかったです。

食感においてはししゃもとかと若干似ていて、虫食べているんだなと感じるのですが味に苦味が全くない。

 

多分これね………タレが味のほとんどを占めていると思うんですわ。

 

多分そのタレをご飯とかお肉にかけて食べてもいなごの佃煮になると思いますよ(暴論)

この理論を言ったら母に「お前明日の弁当いなごの佃煮いれてやっか!」と脅されました笑

 

結局入れられなかったのですがご飯といなごは一緒に食べれないなと思いましたね。

 

今日は映画を紹介したいと思います。

 

敏腕記者、エディは、人体実験で死者を出しているというライフ財団の真相を追うなか、"シンビオート"と呼ばれる地球外生命体に寄生されてしまう。エディは自分の意思に反して暴走するシンビオートに危機感を覚えるが、徐々にその強大な力に魅了されていく…

(U-NEXTより抜粋)

 

今日レビューする映画は『ヴェノム』です。

 

 

 

『ヴェノム』とは?

本作品はアメリカで製作された映画です。製作年は2018年。

つい最近土曜プレミアムでやっていた記憶がありますね。録画し忘れたのでU-NEXTで見た次第です。

 

ヴェノムはスパイダーマンの宿敵です。ビジュアルはこんな感じ↓


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どことなく既視感を覚えるビジュアル。その正体はこれでした。


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この左に映っているやつ。これらしいですね!もう既に映像として出ていることにびっくりしました。

いや当然だろと思っている方いると思いますが2022公開の『モービウス』という作品がありまして。

 


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これ実はまだ映画出てないんですよね。まだ映画で闘ってない敵なのですがヴェノムもこういう感じで原作勢歓喜!的なキャラなのかと思ったらちゃんとやっていました。一安心です。

 

で、この作品実は歴史的な作品としての一面をもっておりまして。

 

んーこれが意外に難しい話なのですが。自分の解釈が間違っていなければこんな感じです。

 

実はSONYとマーベルはスパイダーマンの権利争いをしていまして。

アメイジングスパイダーマン』の失敗を取り返す為にお金を払うのと引き換えに「スパイダーマン」作品を作らせてくんない?という交渉によってSONYの映画の権利を取り込んだ新しいマーベルが誕生。その作品がこの『ヴェノム』ですね。

 

そんな本作品の主演はトム・ハーディ


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優しい顔立ちしてますよね。

僕の見てきた作品だとクリストファー・ノーラン監督の『インセプション』に出ている俳優さんですね。

他にも『ダークナイト』などの作品や『マッドマックス/怒りのデスロード』で主演を飾っている俳優さんですね。

 

基本情報終わったところで早速レビューにいきましょう!

 

レビュー

期待を裏切りない面白さ

展開とか話の流れにおいては「平凡に生きていた主人公がひょんなことから超常的な力を手に入れ、敵と認識してやがて闘う」というアメコミお決まりのそれ。

なのでストーリーに関しては普通に面白かったです。

 

じゃあ今回のどこに注目したかというと「ヴェノムとエディの掛け合い」「アクション」ですかね。

 

本作品のヒーロー、ヴェノムの面白いところって「二人で一人」ってところなんですよね。

 

アメコミのヒーローは基本超能力。超能力に人格なんてないので基本一人なのですがこの作品は違います。

 

超能力が「寄生生物」なので別人格なんですよね。

そこのやりとりがまぁ面白い。

 

最初はヴェノムの能力に怯えるエディ。エディ適合率が高く、能力を引き出せるから固執するヴェノム。

この二人がやりとりをしていくうちに互いに互いを使い始めるんですよね。

そのやりとりがアツい。

 

一番アツかったのはSWATに包囲されたときですかね。

「マスク」という掛け声と共にガスマスクをつけるSWAT達。そんな彼らに応じるようにエディも「マスク!」と言うんですよ。

エディの言うマスクとはヴェノムのこと。この掛け声と共にヴェノム形態になるところが個人的にイチオシポイントですね。

 

あと日常生活の会話ね。

ヴェノムって意外に可愛いんですよね。あんな悪人フェイスしていて割と従順というこのギャップが人気の一つなのかなと思いました。

そこまで妥協してまでエディの体に固執するのかよ!とは思いますが笑

 

アクションも凄かったですねーーー!

個人的にはラストのバトルよりも財団の人間に追われまくるシーンが良かったです。

 

でもヴェノムってスパイダーマンよりも自由度高いんですよね。

スパイダーマンみたいに壁に張り付くのは勿論、色んな凶器に形状を変えられたり大型車両も難なく動かすことができるんですよ。

スパイダーマンは蜘蛛なのですがヴェノムは変幻自在の触手みたいなやつなので力強さみたいなのを感じました。

 

総合的にかなり面白かったです。アクションや設定、展開だけでなく、エディとヴェノムの掛け合いも楽しんで見ることができました。

次の作品も出るようですね。

で、驚いたのですが1作目の段階で次の敵出してるんですよね。

次の敵、カーネイジのビジュアルは出てこなかったのですが融合している人間はちゃんと出て来て思いっきり「大殺戮(カーネイジ)が起こる」と匂わせ発言しているのが完全に次作作りに来てるなーなんて思いました。

 

エンドロールでところどころ映像出してくるのでエンドロールで切り上げる人は最後まで見ると良いです。

気になった方は是非、みてみると良いかもしれませんね!

 


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【小説】『日和ちゃんのお願いは絶対』 読むなら短期決戦で!

こんばんは、wataizuです。

水曜日休んでしまってすみませんでした。

映画『ヴェノム』を見ようと思ったのですけど…ブランクが空きすぎていたのが災いとなって見るのに躊躇ったまま日にちが過ぎていました。

アニメは見れるんですけど何か気苦労してしまうんですよね………映画『Arc』を見て以降、全く見てないですからね。

今日!『ヴェノム』見ます!水曜日のブログでレビューするのをここに誓います!

 

じゃあ今日は何をレビューするのかというと日曜日なので小説です。

 

海と山と坂の街、尾道(おのみち)。(たぶん)日本の果てで(きっと)世界の果ての、この街で。俺は彼女──日和と恋をした。

ほんわかしてて、かわいくて、どこか流されがちで。それなのに………

「──わたしのお願いは、絶対なの」

聞いてしまえば誰も逆らう気になどなれない「お願い」。

彼女の持つその力が、俺の人生を、世界のすべてを、決定的に変えていく。そしてすれ違いの果てに、日和が願った結末は──。

「──でも、もう、忘れてください」

世界なんてきっと簡単に壊れてしまうのに。俺たちの恋だけが、どうにも終わってくれない──これは終われないセカイの、もしかして、最後の恋物語

 

今日レビューする小説は『日和ちゃんのお願いは絶対』(一巻)です。

 

 

 

この小説を手に取った理由としましては最近偏ったラノベしかレビューしてないなーと思いまして。

緋弾のアリア』を一週間置いて2巻のレビューしちゃってるし。多分みんなのなかではまた「アリア可愛い可愛い言うんだろぉ?」と思ってると思います。

というかこのスタンスでいけば『三角の距離は限りないゼロ』の2巻がもう読み終わってるのでそのレビューを今日する予定でした。

何ならこの小説に限っては5巻まで読み終わっているのでストックはあります。

 

でもそれじゃあ見ている方々の発見にはならないなぁと思いまして。

そんなとき図書館でこの小説にであったという訳です。

 

最初に手に取ったのは確か3巻かな?あらすじを読んだら〈天命評議会〉という固有名詞が目に映りまして。おそらく何かしらの組織名だろなと思いワクワクしていたらいつの間にか1巻を探して借りてました。

 

好きなんですよねー組織名。ラノベ特有のルビ振られているやつじゃなくて政治的な雰囲気を漂わせるような漢字だらけのゴツゴツしている組織名が特に好きです。なのでドンピシャでした笑

 

そんな本作品。ジャンルは恋愛。レーベルは電撃文庫です。

 

作者は岬 鷲宮(みさき さぎのみや)さん。

今思えば嵌められたなーという感想です笑

 

『三角の距離は限りないゼロ』の作者でした。

 

そもそも恋愛というところからもう嵌められたなと思っていましたが仕方ないですね。次別作品紹介するときはゴリゴリのファンタジーでいきます。

 

鷺宮さんは先ほども述べた『三角の距離は限りないゼロ』の作者さんですね。恋愛ものを多く書いていらっしゃる方です。

 

作品情報はこれくらいにしておいて。

ここからは設定に関して話していきます。

 

この作品の舞台は尾道(おのみち)。最初架空都市かと思ったんですけどちゃんと実在してますね。

広島県南東部の都市ですね。


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この赤線の括られたところが尾道市です。千光寺が観光名所とかで有名ですかね。作中にもでて来ます。

 

何か…いいですよねーこういう海が近くにある街で紡がれる恋愛もの。

The・青春………みたいな感じなのでドンピシャです。(本日2回目)

 

で、そんな本作品で抑えてほしい用語は〈天命評議会〉

 

国際問題を交渉一つで解決へと導いている謎の組織。謎ゆえにその一切が謎に包まれており、各国で危険視されつつある組織。ずばずば物事を解決していく彼らのスタンスに主人公はぼんやりと憧れを抱いているという設定です。

 

よし、一通りの基本情報を説明し終えたところでレビューへと参りましょう!

 

レビュー

読むなら一気に読んだ方が良い小説。

というのも、やや重いんですよね。『春夏秋冬代行者』ほどの重さじゃないんですけど、この作品に共通して恋愛に政治が絡んでくるんですよね。

内容が物騒なので「始まりから終わりまで恋愛してほしい!」みたいな人にはしんどいかなーと思います。

僕自身そういう人間だったので一巻切り上げたら妙に距離が出来てしまって。なかなか読もうと体が動きませんでしたね。

なので読むなら短期決戦でいきましょう!1日で読破がベストです!

 

内容◎

若干重めではありますが政治と恋愛が良い塩梅で共存しているので良かったです。

今までの恋愛ものにありそうでなかった感じの小説なんですよね。

国際情勢が悪化していくに連れて二人の仲が縮まったり離れたりする。

でも政治面の話は出しすぎない。あくまで主人公がニュースで見聞きする程度。

「恋愛もの」というジャンルを脅かさない程度に絡ませていたので不快感なく読むことが出来ました。

 

展開も王道。友人キャラが「お前、彼女のところにいけよ!」とかあります。

王道な展開。特に最後色々あったけど会いに行く…みたいな展開ってそのあとの台詞の掛け合いに惹かれるところがあって。明るくなる場面なのに読み手をどことなく儚さとか切なさが感じられるマーブルみたいな感情にさせるんですよねー。

それが好きな僕からしたらこの小説はかなり良かったです。

掛け合いがノスタルジックでいつの間にかガチで泣いていました。

 

表現描写に関しては『三角の距離は限りないゼロ』とちゃんと区別されていますね。

鈍感系主人公じゃないのがびっくりしましたね。

 

敏感系主人公っていうのかな?「うん、気付いていた」系主人公かな?

 

結構様々な場面で建前と本音が別れているところがあったのでそこは少し意外でした。

 

ヒロインが怖い

ここかなぁ…あるとしたら。そこまで否定的な感情で語らないのですが読み終わってから気づいちゃったんですよね。

 

日和ちゃん全然可愛くない

 

って。

 

本作品のヒロイン、葉群日和(はむれ ひより)。

主人公、頃橋(ころはし)の席の隣の女の子。頃橋に好意を抱いており、彼女が頃橋に告白するところから本作品が始まります。

あらすじにも書いてあるとおりほんわかしていて流されがちな彼女ですが実はある"能力"をもっている。

 

自分の言ったことは絶対。

 

ここがこの作品のタイトルの所以ですね。

とにかく彼女に「お願い」されたら対象は言うことを聞かざるを得ないというチート級の能力。異能力系でも強キャラが持つような能力を持っており、その能力を使って〈天命評議会〉を立ち上げ世界の様々な地域に赴いて問題を解決しています。

この能力は作中では「お願い」という名前で通っています。

 

なんだろうなぁ………。組織のリーダーと普通の女子高生を組み合わせるとこうなるのは仕方ないのですがやっぱり怖いです。

 

彼女もリーダーになってそっとやちょっとでもないので手練れているんですよね。人が殺されているのに動揺しないとか。そういう場面のインパクトが強すぎてあまりのめり込めなかったですね。

 

結構ヒロインの可愛さって恋愛ものに置いては欠かせない要素だと思うんですよね。それを原動力にして見ている人もいるし。

緋弾のアリアは僕、アクション描写のインプットのために読んでいるのですがラブコメ要素全然受け入れることできるんですよね。

だってアリアが可愛いんだもん。(結局これ言う)

アリアが可愛くなければ「なんなんこれ」みたいになってましたねー

 

アリアも二丁拳銃でドンパチしているキャラなのですがそれ以上に日和ちゃんが怖いです。滲みでるサイコパス感がどうにも………。

展開とか話の流れの良さが辛うじて原動力にもなって次巻も読めそうなのですがこれはなかなか致命的だなと思いました。

 

これ読み切りでいいのでは?

これ以上の物騒な展開が思い付かないんですよね………というかとても良い形で終わったのでこのままで終わらせる方が一番美しい形なんじゃないかなと思いました。

展開がワンパターンにならないかちょっと心配です。

 

総評

面白かったです。一気読みしても大丈夫なくらい文量もそこまで多くないのでオススメですね。

作者の作品によって特色が違うところも含めて面白いので気になった方は是非、見てみると良いかもしれませんね!

 

 

 

【小説】『緋弾のアリア Ⅱ』今日も今日とてアリアが可愛い。

こんばんは、wataizuです。

 

テストも一段落し、気持ちが晴れている昨今の僕です!

でも気持ちは晴れているんですけど気が抜けない!

何故なら受験が来月ありますからね。あと少しで1ヵ月というところです。

 

今日は日曜日なので小説をレビューしようかと思います。

 

東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵──通称『武偵』を育成する特殊な学校。強襲科の超エリートでSランクの最強武偵・アリアと、そのパートナーに選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジの今回の使命は超能力捜査研究科(別名 SSR)の期待の星でキンジの幼馴染みでもある白雪を誘拐魔・デュランダルから護衛すること、つまりボディーガードだ。しかしキンジの目には白雪が襲われているようには見えず、やがてアリアとの仲に亀裂が入り………。

 

今回レビューするのは緋弾のアリア Ⅱ』です。

 

 

「おいおいお前…よりによって2巻をレビューしてんじゃねぇよ」と思った方には1巻をレビューした記事があるのでそちらのリンクを貼っておきます。

 

 

wataizu.hatenablog.com

 

 

読んでいただけましたでしょうか。

それでは話をしていきますね。

 

今回は『緋弾のアリア』シリーズの2作目になります。前作で紆余曲折ありながらも遂にバディを組むことになった遠山キンジと神崎・H・アリア。

今回はそんな正式にタッグを組んだ二人の初任務の話ですね。

 

そんな本作品のメインになる人物は表紙のキャラクター、星伽白雪(ほとぎ しらゆき)。

キンジとは幼馴染みで密かに想いを寄せている人物です。

そんな彼女はアリアの強襲科やキンジの探偵科と違って超能力者を育成する学科、「超能力捜査研究科に身を置いています。なので戦闘スタイルは刀に鬼道術といわれる妖術ですね。

そんな彼女がアリアとキンジが一緒にいる男子寮に突撃訪問したところで一巻は終わりました。

 

で、今回は面白かったのかというと………

 

抜群に面白かったです。

 

「いやーそうきたかぁ!」という感想です。

 

僕、この作品ってクライムアクションとラブコメだけだと思っていたので国際級の犯罪者をバッタバッタと倒しながら恋愛していく…みたいな物騒な話だと思っていたんですよ。

 

でも想像以上に物騒な話だった。

 

超能力捜査研究科という時点で覚悟はしていたのですがこの作品、かなりファンタジーな話なんですね。ちゃっかり魔法とか出てきてきるし。

 

唐突なファンタジーに戸惑いはしたのですがアクションなどが超能力に依存せず剣術や体術を用いながら行っていたので読み終わったときには自分のなかでこの作品のファンタジーを消化できていましたね。

 

物騒な要素はこれだけだけではなく、日常でもド派手なアクションしているんですよね。

 

キンジがアリアに何か言う度に二丁拳銃でバンバン威嚇射撃される展開は結構見てきたので慣れました笑

でも修羅場という状況下でおもいっきりアクションしていたんですよね。

 

例えば白雪がキンジの裸を見てしまったシーン。

そこで白雪は従順なので「おあいこ!」という形で自身の体を見せようとするのですがキンジに止められる。

そこら辺の揉み合いをしている最中にアリアが来てしまうんですねー

 

「何やってんのよバカキンジ!」とお決まりの台詞でアリアが足元を撃ちまくるのですが白雪の発言が更にアリアをヒートアップさせてキンジ本体に銃を向けてベランダまで追い詰めるんですね。

 

こういうラッキースケベとかの修羅場で「バカーーーー!」だけで済まされると思ってたんですよね。現に1巻がそうでしたし。

バカー!と叩かれる側が必死に逃げようとワイヤーまで使っているし。

ここがやっぱり武偵で他の作品とは一線を画するところなんだなーと思いましたね。

 

そしてアクション描写もさることながら心情描写もまた、良いです。

 

この小説はキンジ主人公なのでキンジ一人称視点の話です。

 

一人称の小説ってその人の主観だったり考え方が分かる以前に語彙力がないから助かるんですよね。

 

特にこのキンジに限ってはまさにそれで。

彼はバカなキャラじゃないんですけど使う言葉が拙いんですよね。

 

なので文体が堅苦しくない。凄く読みやすいんですよ。

 

「ヤツ」とか「コイツ」みたいな荒っぽい口調で紡がれる文章は人間味があってとても面白く、また分かりやすかったです。

 

そしてアリアが可愛い!!!!!

 

こちらが本命の感想です。

一巻とは違ったアリアの良さがどんどん出ているんですよね。

 

例えば保健体育の知識。

 

一巻で弱音を吐き続けていたアリアの口にキンジがキスをしたのですが白雪に言及されるんですよ。そのときに謎な自信を顔に浮かべて言うんですよね。

 

「子供はできてなかったから!!!」

 

やだもう…可愛すぎる!

これをあのルックスで胸(偽装胸)を張って言うところが無知で可愛いんですよね。

思わずここは笑ってしまいましたわ。

しかもあのキス以降人知れず結構悩んでいたとか…。

 

思わぬところでハートに風穴開けられましたわ。

 

星伽白雪がメインの話ではあるんですよね。極度の箱入り娘な彼女がキンジと外に出たりとかアリアとの出会いとかで成長していく話なのですがやっぱり勝つのはアリアなんですよね。

 

仕方ない!だってメインヒロインだもん!

 

デレるときの台詞とかもう…星伽の方にいきかけた自分が目が覚めるくらいの可愛さですからね………。

 

やっぱアリアさんにゃ敵いませんよ。

 

と、この作品の良いところをつらつらと言ってきたのですが勿論気がかりなところがあって。

 

2世ネタをやめてほしいですね。

 

「先祖がかの有名な………!」とか。多すぎでしょうよ。

世界の狭さを実感しちゃうんですよね。

 

ジャンヌ・ダルクの血を引く者とシャーロック・ホームズの一族の者とルパンの一族の者。この三者、密接な繋がりありますからね。

 

世間狭すぎなんですよね………というか一巻で飽きた自分がいます。

 

特にジャンヌ・ダルクなんて聖処女じゃないですか。でも作中では「魔女だった!」という設定。

 

無理ないですかね………

 

と思っちゃいましたね。

 

あと固有名詞控えめなのがどうしたのかなと思いました。

 

iPodは出しているのに東京ディズニーランドは「東京ウォルトランド」なんですよね。

 

マクドナルドとかいっといてそこは名前変えるんかい!」と些細なことですが思ってしまいましたね。

 

今回も今回とて面白かったです。2巻は僕が不覚にも興奮してしまった1巻の宿敵、理子が再来するらしいので引き続きよんでいきたいと思います!

気になった方は是非、見てみると良いかもしれませんね!

 

 

 

 

 

【アニメ】『かげきしょうじょ!!』問われるアイドル系アニメとの「違い」

こんばんは、wataizuです!

 

最近定時投稿が落ち着いてきました!嬉しいです!

有言実行苦手な自分だったので「遅れて投稿します」が連続した週は「あぁきっとこれからも遅れて投稿するんだろなぁ」なんて思ってたんですよ。

でも今はしっかりと投稿できている。

それは多分皆さんが作品を斡旋してくれているからなんですよね。

見ないといけないみたいな義務感もあるのですが触れてみたいという好奇心もあって。それらが動力となって図書館などにいって本を借りたり、合間塗って作品を見ることに繋がったのかなと思います。

 

そこで!

サムネイル画像がレビューする作品のポスターにしたいので一番下にレビューしてほしい作品を送るツイートを置いておきました。

否定的な感想になってしまうかもしれないということを理解したうえで依頼してくれると嬉しいです!

できるだけ早く見ます。

 

 

今日はアニメのレビューをしたいと思います!今日の作品もレビューを依頼された作品です。

 

大正時代創設の、未婚の女性のみが舞台に立つ紅華(こうか)歌劇団。その舞台に立つ人材を育成する紅華歌劇音楽学校に第100期生として入学した、178cmの長身を持つ天真爛漫な少女、渡辺さらさ(わたなべ さらさ)、元・国民的アイドルの奈良田愛(ならた あい)の希望と葛藤に満ちた日々が幕を開ける。

(U-NEXTより抜粋)

 

今日レビューするアニメは『かげきしょうじょ!!』です。

 

本作品は2021年のアニメで9月26日に終わった最近のアニメです。制作会社はPINE JAM(パイン ジャム)。『ゲーマーズ!』や『グレイプニル』を手掛けた制作会社です。

そんな本作品は宝塚をモチーフにした話です。

男役や娘役などの概念や歌劇学校で運動会をやるところなどから宝塚をベースにしているのがわかります。

 

宝塚………シビアな世界ですよね。日本テレビ系のバラエティ番組「深イイ話」で宝塚に受験する少女達のドキュメンタリー企画をやっていたことがあって、それで自分は何回か見たことあるんですよ。

一次試験は年齢、体重、受験経験回数語るだけ。その数秒で大半の受験生が落とされるんですよね。みんなハキハキとしてして「腹から声だしているんだな」と思わせるくらいの声量の人でも落とされる。それが一次試験です。

そして二次試験。楽譜を渡されてその通りに歌うという「新曲視唱」。初めて渡された楽譜を読みながら歌う。

歌声の美しさは勿論、咄嗟に渡された初見の楽譜を読めるかという音楽教養やメンタルの強さが問われる試験です。

この試験故に倍率は20倍。東大の6倍ぐらいの超シビアな世界

まぁ紅華歌劇学校(以後、紅歌)の入学試験はどうなのかは語られてないのでわからないですがこれだけの試験を潜り抜けてきた前提で話を始めていくので登場人物達が恐ろしいです笑

 

前置きはこれくらいにしてレビューしていきましょう!

 

レビュー

面白かったですよ。かなり手の込んだアニメなんだなと思いました。

 

まずはキャラクター性。

登場人物みんな信念があるんですよね。それぞれがそれぞれの理由や想いを持って紅歌に来ているんだという内面的なものが各話でスポットライトをあてるキャラクターを変えることで強く描かれている。

なかでもその人がメインではない作品なのにも関わらず過去を秘めている素振りをするキャラクターもいるのでそこの伏線もなかなかに見る人を引き込ませる要素になっているなと思いました。

 

そして渡辺さらさのカリスマ性

本作品の主人公は二人。

元・国民的アイドルの女の子、奈良田愛


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彼女はある深い理由でこの紅歌に入学します。他人に興味のなかった彼女がもう一人の主人公と関わっていくうちに目標やら在り方に変化が起こっていく………みたいなキャラクターですね。なので基本サバサバしてます。

普段の語り手が彼女なのでW主人公は言いつつも彼女がなんやかんやで主人公な気がします。

 

そしてもう一人の主人公こそ渡辺さらさ


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身長178cmの天真爛漫な女の子。

愛ほど深い理由を持って入学したわけではなく、「オスカル(トップスター)になる」という目標を持つ女の子です。

 

でも彼女はスタイルだけではなく技能も天才的なんです。

完全に役に染まりきる能力。これが凄まじいんですよ。

 

見に行った公演のセリフを一度見ただけで覚え、それを雄弁に語るシーンがあるのですが。

本当に雄弁なんですよね。日本に来たばかりの外国人みたいに明るく、高いトーンの声を持つ彼女が恐ろしいほど低い声でセリフを話すんですよ。

 

彼女の言った「星を見上げよ!」につられるように同期のキャラクター達が呆気にとられて空を見上げるのですが……あれは見上げてしまうのも仕方がないというくらい迫力がありました。

千本木彩花さんの演技の幅広さに圧倒されました。

 

聴覚的なところを言ったのですが勿論彼女のカリスマ性は作画でも見てとれます。

彼女達がグループ組んで寸劇をやることになったのですが、さらさの役は「ロミオとジュリエット」のティボルト。

 

ティボルトとはジュリエットの従兄弟なのですがジュリエットを愛しているキャラクター。なので「ロミオとジュリエット」の話ではロミオの恋敵のような存在です。

ロミオは敵対する家柄の人間、そしてジュリエットの想い人。

よってティボルトはロミオを憎んでいる。作品でいうところの悪役ですね。

 

天真爛漫な彼女からは、かけはなれた存在にいる彼女なのですが、いざ演じると顔つきが違うんですよね。

尖った目、薄ら笑い、顔の傾け具合。

その全てが彼女が天真爛漫であることを忘れさせるほど悪人面していたので圧倒させられました。

 

演技になると、今までのキャラ設定を度外視するように別人格へと変わるさらさの二面性は作品を通してなかなかのものだったと思いました。

 

あとやっぱりキャラ設定が良いんですよね。分かりやすい。

 

さらさは天才的ではあるけど紅歌の世界は無知。

価値観がこちらに近いんですよね。

 

例えば体型。

我々のなかでの「少し太っている」は宝塚や紅歌にとっては「十分太っている」なんです。

バレエの授業の時に講師が生徒に「太っている」と言うのですが彼女はそんな常識しらないのでフォローに入るんですよね。

「女の子はぽっちゃりしている方が可愛い」と言うのですが「それは男の好みだろ。女の審美眼は厳しいんだ」と反論されます。

でもこれが良いんですよ。

 

見ている人の大半は宝塚や演劇を知らない人たち。この僕だってそうです。少しドキュメンタリーを見た程度の人間です。

そういう素人に近い価値観をもって相手に接することで演劇の世界の厳しさを見出だす。

現に彼女のこの発言がなければ「それは男の好みだろ。女の審美眼は厳しいんだ」という反論がでない訳ですよね。「ずっと前から演劇の世界が好きで入りたかった」みたいなマニア的な設定よりもこういう素人に近い設定にすることでよりシビアな世界を引き立てているなと思いました。

 

そして展開のタメ方が上手い
例えばオーディションの合格発表のシーン。不合格だったキャラクターたちが先生に感情を露にする。そうすることでタメてはいつつも自ずと合格者を見ている側にわからせるんですよ。その演出が巧妙で見いられました。
僕だったら純粋に合格したキャラクターにスポットライトをあてて合格発表を見て喜んでもらい、そのあと不合格の方々の表情を映すなと思ったのでこういう斜め上の演出は新鮮でした。

 

総合的に凄く面白かったです。ですが………

 

この「面白さ」って何か違う面白さなんですよね。

 

自分がアイドル系のアニメを見ているときに感じる面白さとあんまし変わってないんです。

今改めて思い返してみるとこのアニメ、アイドル系アニメと根本的な共通点があるんですよ。

 

友情要素を多く取り入れている

 

アイドル系のアニメってユニットがほとんど。チームワークが求められるんですよね。その為には結束力が必要。だからこその友情要素なんですよね。

主人公がその回メインのキャラクターと関わって過去に触れて、より良いパフォーマンスができるような最適解を見出だしていく。

それがアイドル系アニメのテンプレなのですがこの作品全くもってそれなんですよね。

 

でもこの作品はアイドル系アニメと違わないといけないんですよね。

 

だって演劇をメインにした話だから。

 

誰もが辿り着きたい目標がある。だからこそ同じ目標を持つライバルと勝負する。

もうアイドル系アニメと趣旨が違うじゃないですか。

 

自分以外ライバルという世界に馴れ合いって要るんですかね?

 

というのが僕のこの作品を通しての主張です。

毎度毎度キャラクターにスポットライトあてて、さらさがそのキャラクターの悩みに尽力してるんですよね。

 

僕てっきりこのアニメは『ウマ娘 プリティーダービー』みたいに主人公が数々のライバルと闘い高みを目指すようなタイプの面白さだと思ってたんですよ。

曲がりなりにもスポ根というジャンルなので。

 

なので主人公が様々な演劇や授業をしていきながら失敗し、それでも立ち上がって這い上がる……みたいな面白さを期待してたんですね。

でも実際見てみたら主人公、他のキャラクターのお悩み解決に協力しているし。

 

宝塚のような世界がどれほどシビアなのかわかってるのかな……?なんて思うくらいキャラクター同士で馴れ合いしているのが気になりました。

 

ところどころ対抗心むき出しにしているシーンあるのですが生ぬるい。

さらさや愛のキャラクター達「100期生」の一年先輩に野島 聖(のじま ひじり)っていうキャラがいるんですよ。


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こんなかわいらしいルックスで後輩のさらさ等に笑顔で毒吐くような人なのですが彼女が一番リアルなキャラクターなんですよね。

見ているときは「ホント嫌なやつだなー」なんて思うのですがシビアな世界にはこういう人がもっといるべきなんですよね。

 

なので「双子で入れて幸せ!」というキャラクターがいるんですけど僕からしたら「甘ったれてんじゃねぇ!」という感想です。

(下は視聴当時のツイート)

 

そんなお悩み解決的な展開をやっているから彼女の技術的成長がみられるシーンが後半からなんですよ。

 

後半からのシーンで相変わらずさらさじゃないキャラにスポットライトをあてたりしているので成長速度早いんですよね。

もっと地道に成長するさらさが見たかったです。

 

友情におもきを置きすぎて演劇のシビアな世界が全くもって伝わらず、主人公の技術的成長を見れる機会が少なかったのが非常に残念です。

 

面白いけど面白くないというのが最終的な感想です。

僕はこういう感想なのですが世間的にはこのアニメかなり高評価なので気になった方は是非、見てみるとよいかもしれませんね!

 

依頼はこちら↓

 

 

 

 

 

 

『三角の距離は限りないゼロ』レビュー ──アニメ化になってほしくない作品──

こんばんは、wataizuです。

明日からテストが始まりますねー!

勉強がきついのですが半日という非日常感が味わえると思うと否めないんですよね。

4日間テストなのできついのですがどうにか乗り切ろうと思います。

 

今日は日曜日なので小説をレビューします。

 

人前でどうしても「偽りの自分」を演じてしまう僕。そんな僕が恋に落ちた相手は、どんなときも自分を貫く物静かな転校生、水瀬秋玻(みなせ あきは)だった。けれど、彼女の中にはもう一人──優しくてどこか気の抜けた少女、水瀬春珂(みなせ はるか)がいた。

「一人」の中にいる「二人」…多重人格の「秋玻」と「春珂」。僕は春珂が秋玻を演じる学校生活がうまく行くように手を貸す代わりに、秋玻への恋を応援してもらうようになる。

そうして始まった僕と「彼女たち」の不思議で歪な三角関係は、けれど僕が彼女たちの秘密を知るにつれて、奇妙にねじれていき──不確かな僕らの距離などこまでも限りなく、ゼロに近づいていく。

これは僕と彼女と彼女が紡ぐ、三角関係恋物語

 

今回は小説『三角の距離は限りないゼロ』(一巻)のレビューと感想をしていきたいと思います。

 

レーベルは『ソードアート・オンライン』や『魔法科高校の劣等生』などでしられる電撃文庫。本作品のような恋愛ものだと『幼馴染みが絶対負けないラブコメ』とかありますね。

 

作者は鷺宮(みさき さぎみや)さん。

主に恋愛ものを書いている作家でもありますがファンタジーものも書く作家さんでもあります。

 

そんな本作品の最大の魅力は「多重人格」

多重人格については皆さんもなんとなくは分かるとは思いますが説明を。

 

多重人格とは解離性同一性障害のことです。

本人にとって堪えられない状況を自分のことではないと感じたり、その時期の記憶や感情を切り離して、それを思い出せなくすることで心のダメージを回避しようとする「解離性障害」の最も重い症状とよばれ、切り離した感情や記憶が成長して別の人格となって表に出る症状ですね。

小児期に性的、身体的、精神的虐待を受けるとなりやすいといわれていますね。

 

人格の保持数は人によってで、本作品のヒロインは2人ですが6人だったり13人などを抱える方もいます。アメリカには2500とかの人格を持つ方もいます。

 

交代するタイミングというのも人それぞれで本作品のヒロインは無表情になることで人格交代するのですが瞬間的に変わったり眼を閉じることで人格が変わる人もいます。

 

症状は人によって大きく変わる精神疾患がこの多重人格及び解離性同一性障害ですね。

あらかたの説明が済んだのでレビューしていきたいと思います。

 

レビュー

とても面白かったですね。うん、今年一番かもしれないというくらい面白かったです。

 

主人公「僕」は矢野四季(やの しき)。

過去のある一件以降、明るく振る舞うキャラを演じているが実は暗く、小説が好き。使いたくはないんだけど結局キャラを使ってしまう自分に嫌気が差していた彼がキャラを偽らず一貫して自分を保っている水瀬秋玻と出会うことから話が始まります。

 

ヒロインは二人。

まずは秋玻

一貫性があって本や海外の曲などを嗜む大人な女の子。矢野が惚れる女の子はこの秋玻です。

次に春珂

こちらは副人格です。秋玻とは違いどこか抜けた女の子でファンシーなものが好き。矢野が秋玻のことが好きと分かってからは二人の恋路を応援するために奔走します。

 

お気付きの方がいるとは思いますが主人公とヒロインには「キャラを持っている」という共通項があります。

 

偽ることなく、2つの人格(キャラクター)を宿す多重人格の水瀬とキャラを作り外面良く振る舞う矢野。

 

この共通項が2人の恋愛的距離を近づけるだけに使われると思いきや、後々の恋愛的じゃない展開にまで作用してくるんですよ。

 

まるで「え!ここで絡んでくるの?!」と思うくらい鮮やかにこの共通項が絡んでくるので後半の展開がかなり心に来るんですよね。

矢野、秋玻/春珂のキャラクター性を柔軟に使いこなし展開に組み込むところが上手かったです。

 

恋愛的展開においては王道ですかね。お出かけとか相談相手ができる展開とか出てくるのでいたって普通でしたね。

でも「多重人格」という設定が明らかに異質なので展開まで異質なものになったら読者の頭が困惑すると思うのでこういう展開の方がむしろ良い気がしました。

 

また、タイトルの意味合いも変わっていくところも良いですね。

映画でいうところの『カメラを止めるな!』に近い感じです。

「(ゾンビに襲われているが)カメラを止めるな!」から「(トラブルばかりの生放送だが)カメラを止めるな!」へとタイトルの意味が変わる通り、この作品もほんの少しだけ意味が変わるんですよね。

 

前半はこの作品のタイトルを考えさせない感じで恋愛的展開が進むんですよ。

だから前半読んで「タイトルの意味を考えろ」といわれたら「ヒロインが二重人格だから1対1で三角関係じゃないから?」みたいな物理的な意味として捉える。

でも全部読んだとき、その意味は変わっていくんですよ。

意味の変容が読んだあとにじわじわ感じるのでそこもこの作品のポイントです。

 

展開面でのポイントを列挙していったのですがこの作品、表現描写も素晴らしいんですよね。

むしろ表現描写こそ良くて。

 

ヒロインに惚れたときの感覚として「石化は誇張しているな」と思うのですが主人公、矢野の心情が複雑に描かれているんですよね。

 

何気にこういう複雑な内情を抱える主人公ってあまり居ないと思います。

恋愛もののライトノベルの主人公の大体は読者層が思い入れしやすい為なのか平凡なキャラが多いですよね。友人関係や自分自身のことで思い悩むほどのキャラクターってあまり見かけないですよね。変わっている主人公でも大体は「実は子役だったんだぜぇ!」とか「実はロシア語を喋れるんだぜぇ!」みたいな経歴的な感じで変わっている。

 

でも一番、読者が共感できるキャラクターってこういう複雑な心情を抱えながら生きている矢野みたいなキャラなんですよね。

 

キャラを作って偽ることでコミュニケーションを円滑に進められる。確かにそれで得られるものは大いにあるだろう。友達とか、彼女とか。

でもそれは嘘をつくこと。友人と仲を深めるほど罪悪感が増す。でも仲を深めるほどキャラクターが自分のなかにこびりついてしまって結局依存してしまう。

 

そんな人、結構多いのではないでしょうか。学生や社会人。どちらも学校や会社というコミュニティに入っているのであればこんな悩みを持っている人いると思うんです。

 

僕がその一人で。

僕は学校のなかでは変態キャラをやっているんですよね。

でも心の底から変態だし常日頃思っていることもかなりスケベなことなので性に合っているといえば性に合っているですが。

でも違うんですよね。

 

変態キャラに慣れすぎてしまっているせいで雪崩のように下ネタが口から出るんですよね。

何にも思わずに会話しているときも下ネタが口から出るんですよ。

 

だからキャラに憑りつかれているような歯がゆさだったり違和感を覚える。

 

僕は矢野に親近感を覚えたし彼の思っていることが自分のことのように思える。

そういう共感を持たせやすいキャラをしているところがかなり良かったです。

 

それに作者が高校生の恋愛をしっかりと認知しているところもまた良かったです。

 

作中でお出かけするシーンがあるのですが一緒にいる友達、須藤が女子高校生の恋愛についてこう説くんですよ。

 

「16才で、大人じゃないけど子供でもなくて。そうなったら…恋愛だって『好き同士になりましたー!ハッピーエンド!』でも『ちゅーしちゃいましたー!ちゃんちゃん!』でもないじゃない。当たり前みたいにその先にもいくし、それがきっかけに傷ついたり傷つけられたりってのもある。関係だって、これまであり得たものより、きっときっと複雑になる」

 

簡潔に抜き出そうと思ったのですがこの文章一文一文がしっかりと意味があるんですよ。それと同時にはっとさせられましたね。

 

僕個人では高校生は子供と思っている節があるんですよね。

クラスでよく飛び交うんですよ、「誰と誰がいい感じ」とか色々。でもその飛び交う話題なんてそれこそ須藤のいった通り「好き同士になった!」とか「付き合いました!」みたいな浅い意味合いを持つものばかり思っていたんですよ。

 

でもなかにはその先、セックスをするカップルもいる。

男が本能として持ってしまうこの欲求に女が乗ってしまうのもこの年齢からなんだなと改めて思わされました。むしろ女からもアピールする年齢が高校生なのかなと思わされました。

思えば自分の学校にもそんな話が持ち上がったカップルがいるので須藤のこのセリフは他人事のように思えませんでした。

 

ただ、うーん。キャラクターのある言動がとても理解できないんですよね。

 

それこそさきほどと変わらないようにシチュエーションはおでかけ。その終盤である観覧車に秋玻/春珂と矢野が二人きりで乗る。

秋玻から春珂に人格が変わり、矢野がキャラを偽るようになった経緯を語る。「偽っているとき、自己嫌悪が止まらない」と語り、「だからこそ春珂には幸せになってほしい」と目の前の春珂に向かって言うシーン。

 

「キャラを偽る自分が嫌い」→「春珂には幸せになってほしい」

 

この矢印部分もうちょっと具体的に言って欲しいです。というかわからなかったです。

だからという接続詞で結びつけられるほど連関性がないんですよね。

なのでここ、未だに理解してません。

 

でも更にわからないのがこの次。

 

「幸せになってほしい」と言われた春珂は矢野にこういうんですよ。

 

「キス、しようか」

 

????????

理解ができない。倒置的な流れだからこのあとこのセリフに対して何か理由を加えてくるんだろうなとまず把握します。

「………………は?」とマヌケな声を出す矢野に春珂はわけを説明します。

 

「自分には幸せになってほしい」と言ってくれた矢野にも幸せになってほしい。でも秋玻と矢野の恋愛を応援する以上のことをしてあげたい。

 

???????????

むしろそれって秋玻を苦しませてない?と思ってしまうくらい動機がよくわからないんですね。

矢野への好意が透くメタ的な意味でこのキスシーンを盛り込んだと思うのですがややメタ的になりすぎてますね。

もうちょっとそこら辺のシーンの行動原理をロジカルに進めて欲しいなと思いました。

 

でも面白かったのは確かで。何なら現時点で5巻も読んでしまいました………

もしかしたら一番好きなラノベに出会えているのかな…というくらいのスピードで読破していっている自分が怖いです。

で、この作品読んで思ったんですよ。

 

絶対アニメ化してほしくないな

 

って。

 

これほど心情を繊細に描いた作品まぁないと思うんですよ。この作品にはコメディ要素なんてあまりないので純粋に「ラノベのレーベルで出た恋愛小説」という感じの作品なんですね。

アニメのなかにも「心の声」という形でキャラクターが思考しながら脳内で独り言をつぶやいているシーンとかあるんですがそれは大体ラブコメなんですよね。

最近のラブコメって複雑なので心理戦やっているんですよ。相手の出方窺ったりするためにぶつぶつ呟いているんですがこの作品はできないんですよね。

だって心理戦やってないんですもん。

 

キャラを偽ることに対する表現し難い罪悪感。自己嫌悪。心のなかにこびりつく感情とかを繊細に描いているからこそそれを余すことなく表現することができないアニメにはなってほしくないと思いました。

 

絶対アニメが出たとしても小説の方が見応えあります。

 

自分を偽ること。友達関係。そして恋。あらゆる要素を均等に描いている作品なので充実感がかなり味わえます。

でもこの作品、一巻のラストでようやく物語が始まっていくんですよね。それまでの土台作りという感じが一巻の全体的な内容なので2巻もレビューしていこうかと思います。

 

気になった方は是非、調べてみると良いかもしれませんね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Arc』レビュー(ネタバレあり) ──不老不死を通して伝えたかった「人生の意味」とは──

どうも、wataizuです。

今日はかなり内容が長いので今回はリアルトークを省かせていただきます。

 

今日は映画を紹介します!

 

そう遠くない未来。17歳で自由を求め、生まれたばかりの息子と別れて放浪生活を送っていたリナは、19歳で師となるエマと出会い、彼女のもとで"ボディワークス"を作るという仕事に就く。それは、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術する仕事で………。

 

レビューする映画は『Arc』。邦画で製作年は2021年です。

 

この話は世界的作家、ケン・リュウのエモーショナルな短編小説を映画化したものです。

監督は石川慶さん。

『愚行録』などを手掛けた監督さんですね。SF作品は初めてだとか。

主役は芳根京子さん。


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可愛いですよねーーーー!

結構前から見てきた女優なのですが年々艶が増してきながらも持ち前の可愛さを維持し続けているような女優さんです。

連続テレビ小説『べっぴんさん』でデビューして実写版『心が叫びたがってんだ』などの作品でヒロインを務めながらも『64─ロクヨン─』などの作品で脇役を務める方ですね。

 

この作品、6月ぐらいに上映してもう配信されているのでレンタル額で4桁いきました…

 

じゃあなぜそんな作品を借りたかというと「僕自身が不老不死を望んでいるから」なんですよね。

 

とにかく死にたくないんです。老いたくないんです。

 

18年生きてきたなかでたまに怖くなるんですよ。

「このまま老いていったら今できることもできなくなるのかな」とか「今覚えていることもやがて忘れていくのかな」とか。

様々なことが脳裏を過るんです。

 

だから逆に皆さんが理解できません。

何故"永遠"を望まないのか。

 

何なら僕は石仮面被りますよ?永遠に生きるなら陽の光のあたらない場所で生きることなど用意です。

僕なら猗窩座の誘い受けます。


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人の血肉を食べてでも生にすがりたいんです。

 

この並外れた生存本能はきっと僕が人生を楽しんでいるからなんでしょうね。

そしてこの人には死んでほしくないという方がいるからなんでしょうね。

 

でもみんながそこまで必要視している「死」を理解したい。

なので自分の価値観に変化をもたらすことを期待しておもいっきりU-NEXT1100ポイントを使いました。

 

本作品はSFのなかでも世界観よりテクノロジーにおもきを置いた作品なので用語を説明します。

 

まずはプラスティネーション

 

これは死体の保存技術で、実はこの作品オリジナルではなく一般的に通っている保存技術です。

身体の血をぬきとり腐敗が進まないように施しそこに樹脂を流し込むことにより生きている人間と同等の質感を保つことができる技術です。

本作品のプラスティネーションの凄いところは動かすことができるところ。


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このボックスに入る女性の手首あたりから糸が伸びているのがわかりますよね。

この糸を動かすと死体を遠隔的に動かすことができるんです。


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こんな感じに。

からくりサーカスのマリオネットを動かすのと似ていますね。そのマリオネットを死体に置き換えたのが本作品のプラスティネーションです。

 

このプラスティネーションの技術をエマの弟、アマネが不老不死の技術に変えることによって話が本題へと突入していきます。

 

話の流れはこう。

 

17歳にして子供を授かったリナ。しかしリナは目の前の赤ちゃんに愛しさを覚えることができず、家をあとにする。

19歳、ナイトクラブで心のままに踊る彼女にエマが現れ、名刺を渡す。プラスティネーションやアマネと出会いながら30歳のとき、エマの地位を受け継ぎアマネと結婚する。

アマネが開発した不老不死の技術に困惑する人々。

「死が生に意味を与える」と謳う人々の前でリナは「生き方を証明する」と宣言。

アマネと共に体内に不老不死を促す細胞を流し込み、様々な人やものに触れていく………

 

本作品でカギとなるのは先程も述べた「死が生に意味を与える」

 

言いたいことはわかります。

死があるからこそ気付くものってありますよね。

「もうじき死ぬから悔いのないように生きないと」

このような心理が「死が生に意味を与える」の分かりやすい例えだと思います。

ではそんな死を取り除いたら、克服してしまったら、人間はどうなるのでしょうか。

 

目の前にあるものの大切さに気付けず、同じく死を克服した家族や他者との関係が希薄になる。

 

そこをこの作品は問題提起しています。

これはもう一般論ですよね。この理論故に人は不老不死に対して否定的な姿勢をとるんじゃないのかと思います。

 

そしてこの作品がたどり着く理論もまた「死が生に意味を与える」ということです。

 

やっぱりそこにたどり着く。

 

もの寂しさがありますが人の一生をドキュメンタリーのように描くことで説得力があるんですよね。

 

では100年以上の間、リナがどのような人生を歩んできたかをざっと説明します。

 

アマネと共に不老不死のまま20年が経過したある日、アマネの髪に白髪が生え始める。

どうやらアマネの体には特殊な遺伝子があり、この先は急激に老化していくことになることをリナに告げる。

アマネが死んだ後、彼が死ぬ前に残した精子を使い、リナは娘のハルを出産する。そしてアマネのような境遇で不老不死を得られない人々の為の介護施設「アマネの庭」で働く。

そんな折、新たな入所者が現れる。

末期ガンと宣告されたフミと彼女の夫、リヒトである。そのなかでもリヒトは自分の意志で不老不死を断ったことからリナはその訳を尋ねるが答えない。

だがハルとリヒトが遊んでいた形跡のなかからリヒトが、かつて17歳のときに生んだ子供であると知る。

リヒトは少年時代にリナの職場に会いに行ったと話す。いつかリナが来てくれると信じていたが迎えに来ることはない。そんな時にフミと出会ったと告げる。

「ようやく生まれ出ることができた。だからあんたも自分の人生を生きるべきだ、母さん」とリヒトは言い、フミの死後、アマネの庭をあとにする。

リヒトに自分の人生を生きろといわれたリナは老化抑制の薬を打つのをやめる。

 

そして物語はラストへと向かいます。

 

老いたリナには娘のハルとそして孫のセリがいた。

「永遠に生きられるのに死ぬなんて間違いだよ」と言うセリに対してリナはこう語る。

 

「私はね、やりたかったあらゆることを達成することもなく、見たかったものを見ようとせず、知るべきさまざまなことを学ぶこともなく。でも……一人の人間として十分すぎる経験をしてきて死ぬのよ。そうやって私の人生には"始まり"と"終わり"ができる」

 

そしてセリはこう返す。

 

「じゃあ永遠に生きるチャンスを得た女性はそれを諦める最初の女性になるんだね」

 

セリのこの返しが作品の伝えたかった答えだと思います。

 

そしてラスト。リナは生後まもなかったリヒトを連れて立ち寄った砂浜で今一度手を広げなにかを手繰る仕草をする。

17歳のときは何も得ることがなかった感覚を得たかのような描写で本作品は幕を閉じます。

 

あのとき得られなかった感覚をなぜ得ることができたのか。

 

それは「100年以上生きてきたなかで様々な人と関わったから」「人生にピリオドを打つから」なんだと思います。

 

100年以上生きることで、様々な人の気持ちに触れることはできる。

 

得ることはできてもその素晴らしさは理解できない。

リナのいたアマネの庭には「死」という概念がある人ばかり。当時、不老不死だったリナには理解することができない価値観だから。

なら同じ立場になって考えてみたらどうだろうか。

 

死を得ることで今まで感じることがなかった様々なことをしみじみと実感することができる。

 

故にリナは「死が生に意味を与えるなんて昔の人が考えた神話だよ」というハルに対してこんなことを述べる。

 

「もしそうだとしても、それが私の信じている神話なのよ」

 

胸打たれました。

「結局そこに至るのかよ!」というラストなのですが「もし永遠を手に入れたら」というテーマで紡がれているので説得力が段違いなんですよね。

 

言ってることも、そして僕が先程展開していった理論も全て一般論です。

でも僕がそれに気付けなかった理由はまだ死を理解できていないんですよね。

 

18という歳ではありますがだからこそ死というものを身近に感じていない。恐れている。

死をしっかりと認識すれば「不老不死」について思うところが変わってくるのかなと思います。

 

複雑ですよね。こういう奥が深い映画は初めてなので今言っていることも自信はありません。論理的ではないところもあります。

 

多角的に見てもこの作品はかなり評価に値すると思います。

 

例えばエンディングテーマ。

曲が人の一生を表しているんですよね。

躍動感ある最初は生命の誕生を表し、中盤のエモーショナルな部分は人が家族を持ち、社会に出ることで様々なことと出会うような時期を表し、終盤のゆったりとしたリズムの曲は人が一生を終えることを表している。

そんな風に感じる曲です。

『Arc アーク』メインテーマ - YouTube

 

社会的な映画としての側面を持つ映画でもあります。

 

リナの師であるエマにはパートナーがいる。このパートナーは彼氏彼女のような意味ですね。同性における恋愛相手を表す言葉です。

だとしたら納得がいくんですよね。

 

エマの職場に女性があまりいないんですよね。

こういうのもエマのキャラクター性が際立っているなと感じました。

 

まぁ少々主人公、リナの感受性が強いなとは思いますが「初めて不老不死を手に入れた人間がどのような答えを得るのか」というテーマにおいて具体性を与える要素になっていると思います。

だからこそ僕はこんなに長々と書くくらい死生観について考えさせられたんだと思います。

 

かなり考えさせられる映画でした。

始まりは終わりがあるから始まりと呼ぶ。

だから人は死は生に意味を与えると考える。

それをはっきりと思い出させてくれる素晴らしい映画だと思います。

 

死を恐れている方、不老不死を望む人に是非見てほしい。

僕自身「死ぬこと」がここまで意味あるものだとは思っていなかったので考えが少しだけですが変わりました。

まだ少し怖いです。でもいずれ来るそのときまで様々なことを経験したいと思います。

 

リナは僕に生き方を示してくれましたがそれは「自分のような生き方をするなよ」というメッセージにも受け取れます。

 

様々なことを見て、知って、学んで、考え、それらを経験として積み重ねる。そして死に至るとき、それらが生きた実感として沸き上がるのであれば僕は、これからの人生積極的に生きていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風穴開けられました。

こんばんは、wataizuです。

 

昨日、やってましたねー!『鬼滅の刃/無限列車編』。

 

 

自分はアニメ勢なのですが原作も全巻持っている父と共に1年前、映画館で見ていました。なので昨日はYouTubeレイザーラモンHGの動画を見て笑っていたのですが皆さんはいかがだったでしょうか。

 

煉獄杏寿郎かっこよかったですねーーー!最後まで責務を全うしようとするその姿に全国民が胸打たれたのではないかと思います。

そして炭治郎の「逃げるなーーーー!」と猗窩座に向かって叫ぶシーンね。

 

あれは「竈門炭治郎のうた」がイケないわ。

 

もう感動しちゃうもん。

僕はFate関連作品しか涙流さないと心に決めているので(謎なプライド)ギリッギリのところで踏ん張ったのですがあの曲流れなかったら余裕で流し見してた気がします。

あれ流しとけばみんな泣いちゃうって………。

 

厭夢に関しては一人称を「僕」にすれば良いと思うんですよね。

このビジュアルで一人称「俺」ですよ?違和感覚えません?


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中性的な格好ならなおさら「僕」にした方が良いのにな………と思いながら見てました。

ちなみに姿変えたときの台詞で炭治郎のことを「存在自体がとにかく癪にさわる感じ」と言い表していたシーンには笑いました。

 

12月遊郭編ですって。

敵役は峰不二子役で有名な沢城みゆきさんですね。

こちらからしたら『Fate/Apocrypha』のモードレッドですよ!


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うわーーーー楽しみぃ!!!!!

 

子供みたいに興奮をしたいので原作、ネタバレ見ずに胡蝶しのぶを愛でながら2ヶ月突っ走ろうと思います。

 

今日は日曜日!なので今週読んだ小説を紹介します。

 

東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵──通称『武偵』を育成する特殊な学校。「あるきっかけ」で頭脳が活性化するという体質を持つ遠山キンジは、そのことを周囲に秘密にしつつ、平穏を求めて日々を送る探偵科所属の高校二年生。しかし、通学途中に爆弾事件に巻き込まれ、強襲科の超エリートである神崎・H・アリアと、(普段は)ただの一般人・キンジの凹凸コンビが凶悪犯に立ち向かう、大スケールアクション&ラブコメディー!!

 

という訳で今日レビューする小説は緋弾のアリア』(1巻)になります。

 

本作品は2008年に発売されたライトノベルになります。レーベルはMF文庫J

実は現在も続いている長寿タイトルで最新刊は3ヶ月前くらいに出てますねーもう35巻ほど単行本が出ている状態です。

アニメ化され、またパチンコスロットにまでなっている作品です。

 

じゃあ何故今になってこんな作品を手に取ったのかと言うとアクション描写の為なんですよね。

話を作るのが好きで、そのなかでもアクションとかを書くのが好きだったのですがつい最近己の文章の拙さを知りまして。

全体的な表現方法はブログのせいか幾分か良くなっているらしいですがこういう専門的な描写に関してはインプットが必要ということで読んでみました。

 

そんな本作品なのですがジャンルは大スケールアクション&ラブコメディー。

主人公の遠山キンジとヒロインの神崎・H・アリア(以後アリア)はある高校に在籍している。

 

東京武偵高校。

 

武偵とは金を貰ったらどんな汚い仕事でも引き受ける便利屋だと思ってもらっていいです。

彼らを養成する為の機関がこの東京武偵高校です。

 

で、遠山キンジはこの東京武偵高校から普通の高校に転学しようとしているんですよ。

理由は「トチ狂っているから」

まぁそうですよね。拳銃常時携帯、対人戦などの練習をするような高校なんてトチ狂っている以外の何物でもないですからね。

「じゃあお前入るなよ!」と思いますが彼の一族は「あるきっかけ」で頭脳が活性化する能力を遺伝的に持っている武偵の一族なので本人の意志関係なく「武偵になるべし」という感じで将来が決められるんですよ。それ故に在籍しているんです。

 

「あるきっかけ」というのは女の子ですね。女の子と密着したり胸とかパンツとか見てしまうことによって興奮してキザな言動をするのと引き換えに超人的な能力を持つことができるんですよ。

これを「ヒステリアモード」という訳なのですが。

鬼滅の刃の我妻善逸…みたいな感じなんですかね。

 

そんな主人公最強系の側面も持つ本作品一巻の流れはこういう感じです。

 

武偵高校2学期始業式。遠山キンジは幼馴染み、星伽白雪(ほとぎ しらゆき)の訪問にあわてふためきながら対応し、彼女を追い出して登校する。その最中に噂の「武偵殺し」に遭遇。登校していた自転車に爆弾を仕掛けられるがそこに現れたアリアによってヒステリアモードになってしまうものの一命をとりとめる。

「武偵殺し」の一件以降、アリアに一目置かれたキンジは彼女から「パーティーに加わりなさい!」といわれる。(ここで言う「パーティー」とは宴会の方ではなく部隊の方)

「どんなに小さい事件でもどんなに大きい事件でも一回限り」という条件で彼女とパーティーを組むことになったキンジの前に「武偵殺し」の魔の手が迫りくる………

 

いやーーーーーかなり面白かったですわ。

久しぶりにめちゃくちゃ早く読めました。

 

何といってもアリアが可愛い。

アリアはこの表紙のキャラクターですね。桃色のツインテールにミニスカート。その下にはいつも拳銃を随えている武偵のなかのエリートの女の子。口癖は「風穴開けるわよ!」

察した方もいるかと思いますがツンデレキャラです。古き良きツンデレキャラ。王道を行く感じのツンデレキャラです。

だからこそ時折見せる赤面がたまらないんですよ。

キンジのヒステリアモード時の言動がもうナンパ男なので口説きにも似た台詞をアリアにかけるんですよね。

そしてアリアの顔がぶわぁああああああ、という感じで赤くなる訳なのですが、この一連の流れが個人的に好きなんですよ!

 

なんでしょう………ギャップなんですかね。まさか自分がツンデレ好きとは思ってなかったのでびっくりしましたわ。

まさしく

 

アリアを可愛いと思った自分に驚いたんだよね。
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という感想です。

 

「おいおいおいお前、アクション描写の参考として見ているんじゃないのか?!」と思う皆さん、御心配なく。

アクションもまた凄まじかったです。まさに「あぁ!これ!こういうアクション!」というアクションを描写していたので参考になりました。

じゃあ「こういうアクション」とは何かというと「瞬間を切り取るようなシーンを含むアクション」ですね。

スピード感ある戦闘のなかで時折スローモーションで向き合うシーン。そんなシーンをアクション描写に組み込んでいてとても興奮しました。

アニメだとこういうアクションはあるんですよね。

 

例えば『文豪ストレイドッグス』の16話。

文豪が自らの作品名を冠した異能力を行使し裏社会抗争を行うこの作品の16話に「寸秒先の未来が見える能力」を持つ2人が銃を使いながらアクションするシーンがあるんですよ。

動きを未来観測しながら激しい銃撃戦をする2人なのですが時折銃口を向け合うシーンがスローモーションで描かれているんですよ。

 

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こんな感じに。

それが一巻の終盤、アクションが一番盛り上がっているところで描写されていているんです。

その時のフィールドが飛行機のなかで状況的には一分一秒を争うほど緊迫感に満ちていたのでこういう瞬間的なシーンは非常に興奮しました。

 

そして展開。いやぁブラボー!

個人的な話ですが原点回帰する展開がめっちゃ好きなんですよ。

例えば序盤でやった下りを立場を変えて終盤で行うとか。台詞を立場を変えて言い回すとか。

読んできたからこそわかる、みたいな感じがあってとても胸がアツくなるんですよ。

それをしっかりやってくれている。

むしろ冒頭の問いをラストで「これが答えだ!」といわんばかりにシーンとして表現しているんですよ。

 もう僕得ですね。

なのでこういう「原点回帰するシーンがすきだぁ!」っていう方にはオススメの作品です。

 

お色気描写はヒステリアモードの原動力なので多いです。

だがそれで良い!

隠すところはしっかりと隠れて一線は越えずオチは「ばかばかばかばか!」と「お前どこから持ってきたんだハンマー」を使ってちゃかぽか頭を叩くのですがなんででしょうね、ドキドキしました。

んーーーーーーこれはもうアリアガチ恋勢かな~?僕

 

ヒロインの可愛さ、スピード感あるアクション描写、原点回帰するアツい展開の前にしたら共感性羞恥が多い」とか霞みますね。

ヒステリアモードがもうキザな行動をするという副作用をわかってるからこそ割り切って見られるというのもあって全然苦じゃありませんでした。

 

というかもうそれどころじゃなくてひたすらアリアに心の風穴開けられちゃったので読みおわったあともドキがムネムネしていました。

 

この大スケールアクション&ラブコメの続きを読むのを止めてしまって良いはずがない。

2巻も図書館から借りて読みたいと思います。

 

ちなみに今日は21時からテレビ朝日系列で『OO7/スペクター』がやりますよ!!!!

 

 

OO7は基本的にシリーズではありますが各話に関係性があまりないのでどこからでも見れます!間違いない!

見ましょ!僕も見ます!

ではでは!