【映画】ハリー・ポッターと秘密の部屋

DVDでハリー・ポッターと秘密の部屋を観たからそのレビューをしたいと思う。

 

 

あらすじ

J・K・ローリングの世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ映画化第2作。ホグワーツ魔法魔術学校の2年生の新学期を迎えようとするハリーの前に、屋敷しもべ妖精ドビーが現れ「学校に戻ってはいけない」と忠告するが、ハリーは学校へ。やがて「殺してやる」という正体不明の謎の声が聞こえ、マグルの生徒たちが石になってしまうという事件が起こる。ホグワーツの設立者のひとり、サラザール・スリザリンが作ったと言い伝えられる「秘密の部屋」の存在が事件と関連しているとみたハリーらは、秘密の部屋の謎に迫るが……。

引用元:ハリー・ポッターと秘密の部屋 : 作品情報 - 映画.com

レビュー

面白くなかった。都合のよい設定、割に合わない長さが気になる作品であった。

 

これは印象で語っているところはある。

でも2時間47分はかなり長い。パッケージに「2時間47分」とかかれていたのを発見したときため息つきそうになった。

これが長くても楽しめる作品なら良いのだ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』とかね。3時間でも余裕で観れたし。『インターステラー』とかも5次元宇宙を通して紡がれる親子の絆に胸打たれて2時間45分あっという間だった。

 

だがハリー・ポッターで2時間47分はやる意味あるか?

全体的にだらだらし過ぎな気がするんだよね。

授業パートもうそこまで要らない気がする。1年次だけでいいよ……1作目は魔術の素養はあるだけで使うのは素人の状態の子たちが授業を受けることでのめり込み易くなっていたんだけど2作目でも授業パート出されると「もうええわ」状態なんだよね。

ピクシーの下りとかね。本当にいらない。

マンドレイクだっけ?喋る根っこ。あそこの授業パートは石化の解決策として必要だから入れた方がよいのだがその他はまるでいらないと思った。

 

あと情報量が多くツッコミところが多すぎる。

序盤、物置暮らしから進出して自部屋をもったハリー・ポッターだったが屋敷しもべの仕業で窓に鉄格子をかけられ、外に出ることを禁じられる。

そんなハリー・ポッターに魔法学校の友達、ロンが空飛ぶ車で迎えにいく。鉄格子をフックで繋ぎ、車の引力でとっぱらって何とか抜け出したハリー・ポッター。だがロンは母親に「空飛ぶ車なんか使って!マグル(非魔法使い)にバレたらどうするの!」みたいなことを言われる。

 

そのあと、ロンの家から魔法学校にいくため汽車に乗ろうとしたハリー・ポッターとロンだったが屋敷しもべが原因で汽車を乗り過ごしてしまう。

また空飛ぶ車を使うのだがここでまさかの透化する。

最初からやれよ!なんでやらないんだよ!っていうね。

 

あと魔法使いの決闘って近接武器使う決闘よりも堅苦しくてやーね。

交互に技出してるんじゃん。もう見るからにつまらない。ポケモンバトルかよ!と思った。

スネイプとロックハートの勝負そうでもなかったなーと思ったらマルフォイとハリー・ポッターの勝負もなかなかにみすぼらしかった。

 

評価できるところはラストかな。

ハリー・ポッターって魔術ミステリーなのかな。『ロードエルメロイ2世の事件簿』みたいなカテゴリーなのかな。

そう思ってもおかしくないくらい伏線や謎が張り巡らされていてトリックとしてはとても面白かった。

前作もそうだけどやっぱりミスリードがこの作品優れている。

「そういう」魔法なんだよ!みたいな形で都合良い魔法が多くトリックに使われているのだが完全死角にいるキャラクターを犯人にもってくるんだよね。

最初ロックバートだろとは思っていたらまさかの………みたいなね。

そこのミスリードは流石だった。それにしては割に合わない長さだが。

 

あとバジリスク戦も盛り上がりなかったね。バジリスクのCGはよかったのだがスケールがでかくなかったのかな。

前作でもそうだが建物もっと巻き込んでもよかったんじゃないかなと思う。もっと派手にやってくれれば盛り上がれたとは思うがうーん………剣がいきなりでてきて撃破するオチで冷めそうだな。

あの剣は魔法学校創設に携わったグリフィンドールの剣で、真のグリフィンドール生であることの証だとか。

にしては都合良いんだよな。寮生であることが能力まで作用してくるという設定が浮世離れしすぎていると思った。

まぁヴォルデボートと似通った性質があると自己を不安視しているハリーを励ますガジェットとしては機能しているけどもっと丁寧に設定作らない?と思った。

不死鳥による治療シーンもね。涙が都合よすぎる。不死鳥はどこに泣く要素があっただろう。

不死鳥とハリーが心を通わせていて、それでボロボロになったハリーに身を寄せて涙を流すなら非常に納得がいく。それで2時間47分だったら今よりもっと濃密な作品になったと思う。

 

総評

トリックは流石だったのだが過程がだらだらしすぎなのと終盤の都合よさが目立っていた。

本作品は魔法使いの血筋やマグルと魔法使いの差別など、結構社会的な面をもつ話だったなーとは思う。まぁマルフォイの父親がぐちぐち言ってるからあいつが8割がた支えているけど。

どーせ次の作品も2時間かるがる超えてくるんだろな。もう勘弁。

正直レンタルショップで借りるのがだるくなってきた。

ちょっと時間空けてから観ようと思う。

 

というかまだエクスペクトパトローナムでてないんだけどNE☆