【映画】MCU個人的ランキング(NWH以外)

スパイダーマン/ノーウェイ・ホーム』(以後NWH)のムーブメントにならって実は1月の下旬からアベンジャーズなどのMCU作品を一挙見した。

27作品みたなかで今日は上位五位を個人的にランク付けして紹介したいと思う。

 

5位:マイティ・ソー/ダークワールド

アベンジャーズのメンバーにして北欧神話の雷神、ソーの活躍を描いた単体作品。2022年現在あるマイティ・ソーシリーズの2作品目である。

 

英ロンドンに原因不明の重力異常が発生し、ソーの恋人で天文学者のジェーンが調査に向かうが、そこでジェーンは地球滅亡の鍵となる「ダーク・エルフ」の力を宿してしまう。事態を打開するため、ソーはジェーンを連れてアスガルドに戻るが、そのせいで家族や故郷を危機的状況に陥れてしまう。最後の手段としてソーは、血のつながらない弟で宿敵でもあるロキの力を借りることになるが……。

引用元:マイティ・ソー ダーク・ワールド : 作品情報 - 映画.com

 

この作品、何がよかったかというとロキの立ち回り

ロキとはソーの弟にして巨人の息子。オーディンが引き取り、以後ソーの弟として育てられた血の繋がらない弟。

前作ではアズガルドに攻め入ろうとしたりアベンジャーズ1作目では四次元キューブをつかって地球に攻め入ろうとするなどMCUではヴィラン的な人物なのだがアベンジャーズでソーに連行され、アズガルドの監獄所に収容されていた。

だが物語の中盤でソーに必要とされたことで協力するのだがなんといっても信用ならない。前作とアベンジャーズで一杯食わされているため、彼が出るたびに半信半疑な視線で見てしまう。

しかし物語の後半でこの男、かなり良い活躍をしてくれる。そして最後にはまた一杯食わされるという一本とられた作品である。

このロキの立ち回りにかなり翻弄された為、個人的にはかなり面白かった。

また、アベンジャーズででてくることがなかったヒロイン、ジェーンの美貌をお目にかかれる良い映画でもある。

総合的にかなり記憶に残る作品であった。

 

 

4位:キャプテン・マーベル

製作年は2019年。マーベル作品の始まりともいえる作品。

時系列でいうと、MCU最初の作品『アイアンマン』よりも前といえる。

 

1995年、ロサンゼルスのビデオショップに空からひとりの女性が落ちてくる。彼女は驚異的な力を持っていたが、身に覚えのない記憶のフラッシュバックに悩まされていた。やがて、その記憶に隠された秘密を狙って正体不明の敵が姿を現し……。

引用元:キャプテン・マーベル : 作品情報 - 映画.com

 

見る順番的には『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のあとになるのだがいかにしてどうやってアベンジャーズが生まれたのか。どのようにしてアベンジャーズのキーアイテムの四次元キューブがシールドに渡ったのかがよくわかる作品である。

で、このキャプテン・マーベルというのが本作品の主人公にしてヒーローなのだが他のアベンジャーズに比べてかなりステータスが高い。

最初のうちは「手から炎みたいなエネルギー出すだけじゃん!」と思うかもしれないが終盤恐ろしいほど覚醒する。圧倒的過ぎて最早笑ってしまうレベル。

そしてこの作品はキャプテン・マーベルであるキャロルが自分自身を知る話でもある。

そこの演出がドキュメンタリー感を帯びていてとてもよかった。同時にキャロルの意志がうかがえる画面の色合いに心ひかれた。

本作品の敵は擬態する…という自分以外誰も信じるな系の作品。会った相手が擬態していて闘う…という感じで前半の戦闘が始まるのだが後半から意味が変わっていく。

信じていた人間が敵になるのだ。擬態を抜きにして真の敵がでてきたとき、かなり驚いた。

また、ニック・フューリーが相棒ということで彼がアベンジャーズ計画に着手したのも納得がいく流れでとてもよかった。

アベンジャーズ/エンドゲーム』での彼女の活躍に期待が膨らむ、そんな作品になったという点でかなり面白かった。

 

 

3位:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカの活躍を描くシリーズの二作目。

 

アベンジャーズ抹殺計画、始動 アベンジャーズの戦いから2年。アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカ、ニック・フューリー、ブラック・ウィドウは、これまで共に戦ってきた仲間である国際平和維持組織シールドから、突然生命を狙われる。巨大な包囲網を逃れ、逃亡者となった彼らであったが、謎の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”が立ちはだかる…。誰が味方なのか、そして真の敵は誰なのか?正義をかけた究極の戦いが幕を開ける。

引用元:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信|マーベル公式

 

時系列としてはアベンジャーズ1作目の物語である。

この映画はアクション、展開共に最高だった。

まずはアクション。質感が高すぎる。目まぐるしく動き回るキャラクターを疾走感あるカメラワークで捉えられているしなんといってもかっこよすぎる。

密室での闘いやウィンターソルジャーとの闘い、肉弾戦や銃撃戦。覚えているだけでもかなりあるのだがこれらのアクションのひとつひとつが言葉では表せられないほど重厚なアクションをしているのがよかった。アクションでいえば全作品のなかで一番好きだといえる。

そして展開。これもまた素晴らしい。ウィンターソルジャーがキャプテン・アメリカの必殺技の盾投擲をキャッチするシーンには発狂したし、ウィンターソルジャーの正体を知ったときは驚きすぎて平泉成みたいな声が出た。

また、黒幕の存在に歓喜したし、登場人物同士のアクションのマッチングも適確で心が燃えた。

そして今回、仮面ライダーでいうところの2号ライダー的なポジションであるファルコンの登場もよかったし彼の飛行アクションもなかなかだった。

そういった点では終始脱帽させられた作品だった。

 

 

2位:アントマン

アベンジャーズのメンバーであるアントマンのシリーズ1作目。時系列では『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の前である。

 

仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出す。

引用元:アントマン : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

これは申し訳ない。ビジュアルがかなり刺さった。

だがこれだけではない。この作品はMCU作品のなかでもかなり個性的な部類のヒーローといえよう。

体を小さくなることができるのだ。そこのミクロ演出が繊細に描写されていてよかった。

そしてアクション。ミクロのなかでの戦闘は斬新でどこか可愛い。それをコミカルに描いていたのがよかった。

終盤のバトル。よくありがちな列車を巻き込んだバトルなのだがその列車がきかんしゃトーマスのおもちゃ。それをはしらせて敵を轢こうとするのだがいかんせん僕らの視点からするとシュールに見える。そのギャップが愛おしくて面白かった。

展開もアツかった。物語の中盤、科学者であるスタークの施設に潜入しようとしたのだがそこはもうアベンジャーズの施設。しかし目的のものを盗むためアントマンは施設に潜入するのだがそこでアベンジャーズの一人と戦闘することになる。

誰かは見てのお楽しみだが凄く高級な展開でわくわくした。

また、成長過程もかなりよかった。戦闘とは無縁な男がヒーローになるため、鍛錬とスーツになれる訓練が求められる。

そこのシーンが丁寧に描かれていてよかった。アイアンマンを作るトニーみたいな感じで地道に成長しているのが個人的に凄く興奮した。

2作目は個人的には合わなかったがMCU作品のなかでの推しにさせたという点では非常に思い入れが深い作品である。

 

 

1位:アベンジャーズ/エンドゲーム

本作品はアベンジャーズ最終作である。製作年は2019年。

 

前作「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」で、宇宙最強の敵サノスに立ち向かうも、ヒーローたちを含めた全人類の半分を一瞬で消し去られてしまうという敗北を喫したアベンジャーズが、残されたメンバーたちで再結集し、サノスを倒して世界や仲間を救うため、史上最大の戦いに挑む姿を描く。

引用元:アベンジャーズ エンドゲーム : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

アベンジャーズ…アッセンブル

 

本当にこの一言に尽きる。今までくじけずに見てきたMCU作品はこの作品の為にあるんだなと認識させてくれる作品なのだ。

物語の中盤、過去の作品群にタイムスリップしそこでサノスが狙うキーアイテム、無限の石(インフィニティ・ストーン)を奪取する展開があるのだが、過去の単体作品を見ているからこそ「あ!あのシーンか!」「ううぇえ!あのキャラも実はいたの⁈」と口にしてしまう面白さがある。単体作品のシーンを彷彿させるところもあるからそういった点ではさきほど挙げていった4作品の出してくるムネアツ展開よりもムネアツだった。

そして終盤。最早涙を流すくらいムネアツ。これ以上のムネアツあったら肺炎患って入院してしまうんじゃないかというくらいのムネアツ展開。

今までのMCU作品のキャラクター総出で出てくるのだ。それでアベンジャーズのあのbgm。今までのアベンジャーズって実はアベンジャーズではなく、このシーンがでて初めて、真の意味でのアベンジャーズになるのだなとしみじみ思わされる展開であった。

そうなれば「サノス今回よわよわじゃん」と思うかもしないが破壊力が凄まじかった。

キャプテン・アメリカの盾を割ったのだ。四次元キューブをつかった銃弾でも効かなかったあの盾が板チョコみたいに割れていく展開には度肝を抜かされた。

無限の石なしでこの実力だというところから他のヴィランとは格別に強くて見ごたえがあった。

とはいえ東京の描写が雑でホークアイの日本語が聴き取れなかったのは心残りだが僕は本作品がMCU作品のなかで一番好きな作品である。

 

 

まとめ

全体的に面白く、ハズレがなかった。これがMCUクオリティなのかと思い知らされた。去年12月の自分はまだMARVELに対して「みたいなー」という感情しか抱いてなかっただろう。『エターナルズ』を見ることに漠然としていたはずだ。

それが今となっては既成事実として存在している。未だに考えられないのが本心だ。

だがMCU作品を見た日々はとても楽しかった。見ることが苦痛ではなかったのがその理由になっているだろう。

アベンジャーズの物語は終わったものの、新たなヒーローが誕生し、そして新たなチームができるこれからのMCUの展開に期待したいと思う。

この紹介を読んで興味を抱いたなら是非、最寄りのレンタルショップで借りることをオススメする。壮大な多元宇宙の話が待ち受けているだろう。