こんばんは、wataizuです。
今日は映画見て、小説読んで、動画見ての一日でした。
中毒性ある動画を多く見ていまして。最近ではバーバパパさんの「やや左側にかたむいた教育番組」という動画を見ていますね。
この場合での左とは共産主義を指しているのですが笑えない過去の事実を面白おかしくシニカルに描いているんですよ。シニカル要素強すぎて他国の人に殺されるのでは?と思いながらもいつも視聴しています。
なかでもその動画にある今日の一言コーナーでの一言「少数派は声がでかい」が好きです。気になった方は是非!
では本題へ。
今日は映画『戦場のメリークリスマス』のレビューをしたいと思います。
第二次世界大戦下の日本軍捕虜収容所。そこでオランダ人が日本人に犯される事件が起こる。日本語を解する英国軍人、ロレンスと日本軍のハラ軍曹と共に事後処理にあたる一方で日本軍を襲撃した罪で収容されていた軍人セリアズを陸軍大尉ヨノイは日本軍捕虜収容所に身を預けさせる…
最近では4K版で上映されたり等、今もなお人々に愛されている映画ですね。映画監督のなかでも多大な評価を受けており、「インターステラー」や「TENET」を手掛けたクリストファー・ノーラン監督も「私のお気に入りの一本だ」と言っている本作品。4K修復版観に行きたかったのですが最寄りの映画館やっていなかったので仕方なく配信サイトで見ましたw
本作品が世界から評価を受けているのはその内容にあると思います。
ジャワ島にある日本軍捕虜収容所。そこでオランダ人が日本人に犯された事件から幕を開ける本作品。そこから別件で収容所に入ることになったセリアズの登場で物語に色がついていきます。己の国の価値観を貫き通すセリアズに日本人達は反発しながらも次第に惹かれていくんですよ。その流れのぎこちなさが戦時中の異文化交流を如実に描写していてとても良かったです。
また、キャストが異質なんですよ。特に日本人。
坂本龍一、ビートたけし、内田裕也。ビートたけしは別として後二人ってアーティストなんですよね。
でも演技面で気になるところは何一つありませんでした。とても上手かったと思います。普段演技することがない畑の人が演技をしている点でも十分評価ポイントだと思います。
そしてサウンド。素晴らしいです。
音調が独特なんですよ。「戦場のメリークリスマス」を聴けばわかるのですがどの国にも所属していないというか、言葉で表現することが難しい音調で音楽を紡いでいるんです。そこがアーティストとしての坂本龍一をのぞかせるポイントなのかなと思いました。
個人的には「種を蒔く」というサウンドが好きなのでYouTubeとかで是非、聴いてみてください。↓音源はこちらになります。
有名過ぎてラストの台詞は有名ですよね。ビートたけしどアップからの
「メリークリスマス。メリークリスマス!ミスターローレンス!」
前まではその意味が分からなかったのですが見終えた今だからこそじわじわ心にくるものがあります。
他にも名言が沢山あります。個人的には捕虜であることを恥と説き、何故自決しないのだというハラ(ビートたけし)に対してローレンスが言った台詞
「我々はそれを恥とはいわない。捕虜になったのを喜んでいる訳ではない。逃げたいし。また、あなたと戦いたい」
が感動しました。
配信サイトでは恐らく英語が日本語になるだけで、日本語は字幕なしでスルーしていきます。そういった点でビートたけしの台詞が上手く耳に入りませんでしたwあと通訳であるローレンスのカタコトもたまに分からなかったです。
見終わった後の余韻が凄いです。ノスタルジックな感情が沸き上がる作品になっているので是非、気になった方は調べてみると良いかもしれませんね!