【小説】陰の実力者になりたくて 1巻

こんばんは、wataizuです。

今日は1日模試でした。模試が多すぎる!

8時30分くらいから16:00ぐらいまで模試!模試!模試!もうヘトヘトです……

模試自体もかなり難しかったのでもう今日は頭使いたくないですね笑

なので24時間テレビを無心で見たいと思います笑!

 

今日は小説レビューをします。

作品名を『陰の実力者になりたくて』。


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普段はモブとして力を隠しつつ、陰ながら物語に介入して実力を見せつける「陰の実力者」に憧れる少年・シド。

異世界に転生した彼は念願の「陰の実力者」設定を楽しむため、妄想で作り上げた「闇の教団」を蹂躙すべく暗躍していたところ、どうやら本当にその教団が存在していて……

 

本作品は漫画にもなっており、更にはアニメ化企画も進行している作品になっております。

小説は全部で四巻ほど。今日はそのなかで1巻のレビューをしたいと思います。

 

かなり面白かったですね。コメディとしてはかなり楽しめました。

 

まずはストーリー性。

展開は単調ですね。ただ陰の実力者として部下を率いて闇の教団をばったばったと倒していく展開が続きます。

でもそれは「陰の実力者」としての展開で。

表の顔はどこにでもいるようなモブなのですがその日常が崩れ落ちていくんですよ。

例えばモブなのに学園トップの女子と付き合うことになったり、面倒事に巻き込まれたり等、モブとしての展開は意外性があって笑いながら見ることができましたね。

 

次にキャラクター性。

登場人物は多いのですが皆個性的ですね。

主人公シドが率いる組織「シャドウカーテン」の登場人物は、イメージとしては「オーバーロード」の登場人物に近いですかね。

皆それぞれ役割がありながらも圧倒的なまでの忠誠心を抱いているという設定なんですよね。

そこが「オーバーロード」の登場人物と似ているなと思いましたね。

またキャラクターの名前も面白くて。

「ヒョロ」とか「ガリ」とか名前としては安直なのですがインパクトが強いんですよ。でもコメディとしてはそれがかなり良くて。

そういう個性的な名前だからこそ面白さを引き立てていてよかったです。

 

最後にコメディ要素。

本作品はコメディ要素が多いんですよね。

主人公を一人称として展開されているのですがところどころで笑いを誘われるんでさよ。

例えば作中にでてきた「あぁ……夢が広がりんぐ」という一節。

広がりんぐってもうインターネット掲示板で流行った言葉なんですよね。

それを地の文として使ってくるのはどうなのかと思うのですがこのように使う言葉が固くないのが若い層の読者にとっては中々読みやすく面白いのかなと思います。

 

本は厚いのですが1ページの文字数はそこまで多くなく、また文章も読みやすいです。

イラストや挿し絵もよく、アクション描写もスピード感ありますので是非気になった方は調べてみるとよいかもしれませんね!