【アニメ】ホリミヤ

こんばんは、wataizuです。

今日頭痛いと思い体温を測ったら36.9度ほどありましたね………もうほぼ37度ですね。

外出はめったにしないのでおそらくエアコンがんがん効かせていたのが原因ですかね。

安静にしたいと思います。

 

今日はアニメのレビューをしたいと思います。

レビューする作品は『ホリミヤ

 

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成績優秀かつ美人でクラスの人気者な堀京子(ほり きょうこ)は、実は家では共働きの両親に代わって家事や弟の面倒を見る家庭的な女子高生。そんなある日、ケガをした弟を家に送り届けてくれたことをきっかけにクラスメイトの宮村伊澄(みやむら いずみ)と出会い、親交を深めていく。

 

本作品は恋愛アニメになります。

原作は「読解アヘン」というウェブサイトで連載されていた『堀さんと宮村くん』です。

2009年から連載されているので時代背景はちょっと古いです。携帯がガラケーなところとかがその理由に挙げられます。

そちらは完結しており、現在は構成を新たにした漫画『ホリミヤ』が連載されていますね。

 

面白かったです。

まずはストーリー性から。

一話一話がとても濃密です。

特に一話。びっくりしましたね。三話ぐらいかけて紡ぐストーリーを一話で凝縮したことに驚きました。濃密すぎて体感時間が一時間に思えるぐらいの情報量なので見応えあります。

また、本作品は堀京子と宮村伊澄の恋愛模様がメインなのですが後半から他のキャラクター達の恋愛模様が描かれています。

他のキャラクター達の恋愛模様も主人公二人の恋愛模様と同じくらい深く描いてくれるんですよ。

心情だったり、そもそもそのキャラクターはどういう人間なのか。それぞれのサイドに立って話を展開しているんです。

例えば二人の女子が一人の男子を狙う展開。恋愛ではよくある展開ですよね。二人のうち一人がアタックすればもう片方が心苦しくなるという流れ。アタックした女の子にヘイトが向くと思いきやその子にもその子なりの考えがあったり、また状況が逆になったりするので、そこら辺スポットライトの当て具合が均等で登場人物みんなに感情移入することができましたね。

 

次にキャラクター性。

本作品は恋愛アニメにしてはかなり登場人物が多いです。添付した画像にいるキャラクターだけで9人ですからね。それにプラス3人ぐらいよく喋るキャラクターがいるので名前を覚えるのに多少の苦労はかかります。

しかしながらキャラクターの間で同性愛の価値観が浸透していることに驚きました。

中盤あたりで堀に想いを抱いている女子とか出てきたり、作中でよく「男同士イチャイチャしているね」とニヤニヤしながら言われているところとかがあるんですよ。普通は否定的に描くようなところをコミカルに描いているのが男が女に恋をして、女が男に恋をするような価値観が定着している大概の恋愛アニメとは違くて面白かったです。

 

次に作画。

作画は薄めです。ですが本作品のような繊細な心情を描いた話にはピッタリかなと思います。

また風景が綺麗で良かったですね。色彩もよく、きらびやかな風景が青春要素を引き立てていたのでわくわくしながら見ていました。

 

ただ、台詞が文学的で回りくどかったですね。

「お前そういうこと言わなくない?」というキャラクターが長ったらしく言っていたのは少し退屈でした。

また、回想シーンが多かったですかね。最終回に意味を持つようになるのですがそれにしてももう少し少なくても良かったんじゃないかとおもいました。

 

しかしながら本作品、どのキャラクターも魅力的で面白かったです。展開はベタではありますが思わずニヤけてしまうシーンがあるので気になった方は是非、調べてみるとよいかもしれませんね!