一人暮らしして思ったこと
実は一昨日から大学に行くため、実家を離れて一人暮らしを始めた。そこで思ったことを語っていきたいと思う。
思ったこと
辛い。あれやこれもやらなきゃいけない虚無感と恐怖感を覚えてばかりの3日間であった。
僕はもともと家族との生活にかなり不満を溜め込んでいた。
それは複雑な家庭環境ではなく、純粋に家族の言動に苛立っていたからである。
家族みんな好みが違う。山・スポーツ好きの父、ジャニーズヲタクの姉という我が家の二大魔神がテレビの番組を独占する。
「今日面白い番組ないから少クラ(少年倶楽部)観るね」
「民放おもしろくない、NHK観せて」
とにかく決めつけるのだ。ひろゆきの言葉を借りれば「それって貴方の感想ですよね?」と言いたくなるのだが…これまた事実で。最近の番組の質が下がっているから家族一同テレビがつまらないというのは共通認識でもある。
そういうところは家族だなとは思うのだが他人の価値観を推し量るどころか押し潰すこの発言がきにくわない。
無論、それだけではない。
人と違うものを頼もうとする妹ね。
これに苛立つ自分もかなりしょうもない男だなと思う。
だが家族でいっしょの物を食べていたいとどうしても思ってしまって。和を乱すやつが物凄く許せないのだ。
器小さいなーと思うんのだが、だからこそ一人暮らしは結構楽しみにしてた。
他人に配慮することのない、一人の時間が24時間。最高過ぎる。
一人暮らしにワクワクしている人ってどちらかというと一人わっしょいではなく「暮らす」という行為にワクワクしているんじゃないかと思っている。
自分の家もって、食事とか洗濯とかレイアウトする。それ自体に価値を見出だしている人が多いと思う。
だが僕はその行為自体ではなく、一人の時間が永遠にとれるというところに魅力を感じていたからかなりフラストレーションがたまっていたんだろな。
家族の手を借りて電気やら洗濯機やらテレビやら色々揃えてもらった。
その家族とも別れたあと、僕の一人暮らしが始まった。
だがそれは苦難の連続であった。
まず買い物。
おつかいっていう言葉があるのだがあれは他の人からお願いされていくからあらかじめ買うものは決まった状態でスーパーに入る。
だが一人暮らしは違う。
スーパーに入ったとき、絶望に軽くジャブ打たれた気分になった。
何買えばいいの?
この一言に尽きる。あらかじめメモしていけばええやん!と思うだろう。だが今まで母に全てもらってた人はそんなこと思い付かないのだ。
考えが足りず、スーパーに行って軽く後悔する。
そして母の買い物にも同伴してこなかった人間からすると物の価値がわからない。何が高くて何が安いか。まるでわからない。
母と通話しながらなんとか買い物した。帰って来てどっと疲れが来て思わず横になってしまった。
次に洗濯。
全くわからん。洗濯機のボタンに触れたことすらも怪しい人間は当然使えない訳で。
そもそも洗剤をキャップに注ぐのもこぼしてしまったからね。切り口がある方で注ぐと洗剤垂れちゃうんだよね。おもいっきり床に落ちてしまった。
干すのも一苦労。ハンガーにかければよいだがいかんせん乾かない。
なんなら昨日干してまだ乾かないものあるからね。脚ふきマットめ…しぶといな。なかなか自供せず黙秘貫いていく犯人みたいでほんとしぶとい。カツ丼食わせてやりたい。
そして自由度。
広すぎる。何してもダメっていわれない。犯罪はいわずもがなだがそれ以外は大抵できる。
「これ食べていい?」と訊いて「ダメ」といわれる日常が「これ食べていい?」と訊いて何も帰ってこない日常に変わる。
もう何すればいいの?となってしまう。
食べ過ぎと止める人も否定してくれる人もいない。
これほど切ないものはない。今日、眠気に襲われなかったら瀬戸塩せんべい全部食べていたところだ。
まとめ
早くも3日目でホームシック気味である。
過保護の僕からしたら毎日が初体験の日々である。
ホントにオープンワールド過ぎて何すればいいのかホントにわからない。
母は慣れればどうってことないよと言うが慣れてこそ気付く孤独感もあるのではないかとも思う今日この頃である。
でも退けないし、退くつもりもない。
毎朝起きる度に「始まった…」と呟く日々だが一人の時間は確約されている。作品を観れる時間はたっぷりある。
だからいっぱい作品を観ていこうと思う。そしてブログもできるだけ毎日更新していこうと思う。
そんな思い入れするなかだが心機一転してブログ名を変えた。
アイコンは僕が15のときに転居する際、クラスからプレゼントされた似顔絵の色紙である。
このときはムードメーカーだったなぁ…今はムードブレイカーだけど。あ、涙でてきた。多分この涙はホームシック気味になってることで出る涙だな、うん。
ではでは。